資産8000万円のパチプロ投資家が注目の2大銘柄、大公開…まだまだ米国株はポジティブに捉えている
SNSやYouTubeで、ETFや投資信託の情報発信に力を入れているWAT(X:@WAT_investor)さん。その実用的な内容から、すでにYouTube登録者は5万人を超えています。すでに8000万円以上の資産を築き上げているWATさんへのインタビュー最終回では、相場観、そしてこれから株を始める人へのメッセージが届きました。
まだまだ米国株投資はポジティブにとらえている
――WATさんは今後の金融市場に対して、どんな相場観をお持ちですか? 米国経済の話をすると、他国が利下げをしていくなかで最大の脅威はインフレの再燃です。今のところその兆候はあまり見えてこないので、「ガンガン利下げ」ということではないもののしばらくは利下げをしていくでしょう。 米国金利が下がると為替は日米金利差縮小で円高要因ですが、日本の貿易赤字などの構造を見ていると中長期的には円安かなと見ています。 逆に円高が進んでドル円が100円を割り込むようなことがあったら、「自分の給料の価値が上がる」くらいの感覚です。 今もポートフォリオの大半を占めている米国株投資には、ポジティブな相場観を持っています。
今後はテコ入れされる「日本」にも注目していく
――その相場観を、実際の投資にどう反映されていく予定ですか? まずやるべきこととして、入金力を高めて今の投資を継続、資産規模拡大を目指します。それを基本線として、今後は「日本」にも注目していきます。さすがに日本も今までよりはテコ入れをしてくるだろうと見ているからです。 その見通しを反映するために、「日本に投資するドルヘッジのETF」に注目しています。 ――それはどんなETFですか? ウィズダムツリー社の「ウィズダムツリー・ジャパン・ヘッジド・エクイティ・ファンド(DXJ)」というETFです。これはドル資産から日本市場に投資をするETFで、面白いのは円ヘッジの逆でドルヘッジであることです。 このDXJ、最近は円高に振れたことで価格が下落した局面もありましたが、ドル建てなので日経平均株価の上昇と円安が重なるとパフォーマンスが向上します。日本からの為替ヘッジだとヘッジコストがかかりますが、米国からのドルヘッジだとヘッジプレミアムといって利益になります。日経平均株価の上昇と為替差益、そしてヘッジプレミアムという3つの利益を同時に狙えるところが面白いと思います。