大西葵とキャディーの”トラブル”に異例の双方注意処分もインスタにアップした謝罪文を巡ってまた”炎上騒ぎ”
帯同キャディーが前代未聞の〝職務放棄〟と報道されたトラブルは、 17番、18番ホールで起きた。大西の17番ホール2打目のミスショット後の攻略方法を巡って、2人の意見が対立して口論となり、その後、大江氏がバッグを運ばない“職務放棄”とみられる行為があったため、同組のキャディーがバッグを動かした。大西は18番のティーで競技委員に帯同キャディーの交代を申し出て、18番からは、関係者がバッグを担ぎ、大江氏はラウンド中にその場を去った。大江氏は、その後、「週刊文春」のインタビューに答えて反論を展開。 「僕が職務放棄をしたり、キレたりしたと報じられていますが、そんなことはありません。あくまでいつも通りにしていました。仮にこれで処分されるようなことがあれば不本意です」と語り、キャディーバッグをコース上に置いたまま歩きだしたことなどについても正当性があったと主張した。また問題のシーンの動画がネットにアップされ、大西の声などが拾われてSNSで拡散すると「大江氏は職場放棄したわけじゃない」「むしろ冷静さを欠いた大西の態度の方に問題があるのでは?」などという“大西バッシング“の声が上がり出した。 そういう展開を経ての今回の処分である。 JLPGAサイドは、“大甘“とも言える最も軽い処分での〝喧嘩両成敗〟で決着をつけたが、まだ完全な幕引きとはなっていない。 この日、大西が、インスタにアップした謝罪文が、さらに、この問題を”再炎上”させることになったのだ。 大西は「お詫びとご報告について」という題名の文書の中で最初に「この度は、アースモンダミンカップにおける私と帯同キャディの対応に関して、主催者であるアース製薬様をはじめ、同伴競技者および同キャディやファンの皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたこと、お詫び申し上げます。同協会からは注意処分を受けましたことを真摯に受け止め、今後は選手としての自覚を改めて持ち、二度とこのような事が起こらないように留意いたします」と謝罪した。 だが、続いて、「また、私の気持ちも少しお伝えさせていただきたく存じます」として、当日の17番、18番ホールで起きていたことをこう説明した。 「今回、私はキャディの交代を申し出ました。理由といたしましては、キャディが同伴競技者、同キャディに対し大きな声を出したり、暴言を吐いたりしていたからです。私はその点を注意したのですが、その後も感情的になり、キャディとしての仕事をしなかった為、交代を申し出ました。私に対してだけならまだしも、他の選手やキャディに迷惑を掛け、同時に僅かでも怖い思いをさせてしまった事は、私としては、本当に許せませんでした。私たちプロゴルファーにとって、一つ一つの試合がとても大切であり、全力で優勝を目指すために、日々練習やトレーニングに励んでおります。それにも拘わらず、身勝手な行動や感情的な発言で大事な試合が台無しになるのは、同伴競技者だった選手に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたし、同時に悔しい思いがございました」