被買収の罪に問われた広島市議が辞職 2019年7月の河井夫妻大規模買収事件
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相から現金30万円を受け取ったとして公選法違反(被買収)罪に問われた広島市議の木山徳和被告(73)=中区=が25日、辞職した。議会事務局によると、「一身上の都合」という。 【図解】河井元法相が支部長だった時の自民党広島県第3選挙区支部虚偽記入疑惑 木山被告は現在9期目で、市議会会派の新政クラブ(4人)に所属。議会事務局によると、21日の市議会消防上下水道委員会に出席後、母谷龍典議長に24日を終えた時点で辞職するとした届け出を提出し、許可された。 木山被告は19年3月31日ごろ、克行氏の妻案里氏=有罪確定、参院選の当選無効=の選挙運動の報酬として中区内で克行氏から30万円を受け取ったとして罰金30万円、現金30万円没収を言い渡した一、二審判決を不服として最高裁に上告。上告棄却の決定を不服として今月13日に最高裁に異議を申し立てていた。
中国新聞社