1000枚の服を捨てて生き方が変わった! 昼田祥子さんの着たい服しかないクローゼットを見せてもらいました!
Over 8years ago:過去 仕事もプライベートもうまくいかず、服を買って不安を紛らわせていた日々
「昔の私を知る方に最近お会いして、『昼田さんって、よく笑う方だったんですね』とびっくりされたんですよ」と、昼田さん。今から10年ほど前は、生きづらさを感じていたといいます。 「夢だったファッションの仕事に就いたはずなのに、やりたくない仕事を受けたり、会議で相手の顔色をうかがってうまく発言できなかったり。プライベートではなかなか子宝にも恵まれず。2年間くらい閉塞感があって、苦しい時間を過ごしていました。 イライラしたら服を買い、弱い自分を隠したくてブランドのバッグを買い…。服が増え続け、ウォークインクローゼットには収まらず、隣の部屋に置いたラックもあふれるほどでした。それでもファッションエディターたるもの、服持ちで当然とも思っていたんです」 あるとき「こんな人生はいやだ」と強く思い、環境や人を変えるのは難しいけれど、服なら自分でコントロールできるかもと、自分が人生をかけてきた服を手放してみることに。 「行き詰まった人生を変える、私が見つけた突破口でした」(昼田祥子さん)
▶買い足したラックも当時は服でパンパンでした!
FROM 8 YEARS AGO UNTIL NOW:服捨て期間 8年かけて、1000枚の服を捨てたら人生がぐんぐん動き出した!
最初の1年半は、手放せない服を1着ずつ手に取り、なぜ手放せないのか、自問自答の繰り返し。 「容姿、性格、些細なことでも自分のいいところを書き出して、服を手放すたび、自分のよさが失われた?と確認。いや、何も奪われてない。そう感じるたびに、自分の内側から自信が生まれる感覚があって、夢中で500枚まで減らしました」 ただ、反対に捨てグセがつき、今度は買った服が根付かずに苦戦する時期も経験しました。 「好きや似合う以外の言葉で、クローゼットに残す理由を探したのですが、それは結果的に自分はどんな人間か、どんな生活をしているか、この先どうしたいかを徹底的に見つめることにつながりました。 幸運なことに、服を手放し始めてすぐに娘を授かることができ、好きな場所で好きに働いてみたい! という念願もかない、山形での移住生活も実現。憧れだった自分の本の出版、そしてトークショーまで。服を捨てて心の声に従える自分になったら、人生がどんどん好転していきました」(昼田祥子さん)