アラフォー女性80人を調査!「更年期」体と心がいつ、どうなった?
アラフォー女性たちのコメントを見ても、症状は十人十色でした。月経不順から始まり、体や心の不調だけに留まらず、脱毛など思いもよらない症状までも。 ただ、不調のすべてを「更年期症状」とするのは危険! 何か気になる症状が出てきたら、重大な疾患ではないかを必ず病院で診てもらいましょう。
実は多い! “誰にも言えない” 更年期のあるある悩み
更年期のお悩みというとホットフラッシュやイライラ、睡眠の質低下、気だるさなどをよく耳にしますが、実は尿もれや頻尿、デリケートゾーンまわりのにおいや乾燥などのお悩みも多いことが判明! 今まで語られることの少なかった更年期症状ですが、2014年にはGSM=「閉経関連泌尿生殖器症候群」という新たな概念として提唱されるようになったほど、実は多い更年期症状なのです。
GMS(閉経関連泌尿生殖器症候群)
・性器症状 膣の乾燥、かゆみ、ヒリヒリ、におい、おりものの不快感など。 ・下部尿路症状 頻尿、尿意切迫感、尿漏れ、失禁、排尿困難、反復性膀胱炎など。 ・性交痛 オーガズム障害、セックスの挿入前後痛、性交後の出血など。 GSMのなんらかの症状を感じているかたは閉経後の女性の約半数はいると、日々の診療で実感している婦人科医もいるほど、実は多い更年期症状です。美女組も然り。アンケート調査によると尿もれ、頻尿、切迫性の尿意を感じているメンバーが多数いました。
\アラフォー女性に質問/あなたはGSMを感じたことはありますか?
「尿もれあります! 出産後の症状だと思っていたので、更年期と思っていませんでした……。走ると漏れることがあるので、気をつけています。」(47歳) 「尿もれかどうかわかりませんが、トイレの回数は多くなりました。」(48歳) 「今のところ大きな変化は感じていないのですが、尿意が以前より感じやすく、トイレの回数は増えている気がします。」(43歳) 「トイレがやたら近く、我慢ができなくなりました!あと、気分が沈みがち(嫌なことばかり考えてしまう)なのも更年期なのかなぁと思っています。」(46歳)
コメントを見ると、GSMはあるものの、それが更年期と直結していないかたも多かったことが判明! 声に出しにくい症状ですが、こちらも骨盤底筋トレーニングや日々のセルフケアが有効。 GSMは、慢性的で進行性の疾患。放っておくと症状が悪化することも考えられます。誰にでも起こり得る自然な変化なので、恥ずかしがらずにセルフケアや治療を受けることが大切です。