パリ五輪柔道男子60キロ級銅の永山竜樹に道庁で栄誉賞贈呈式「道民みんなで取った銅メダル」
パリ五輪柔道男子60キロ級銅メダリストで美唄市出身の永山竜樹(28)が15日、道庁で行われた栄誉賞贈呈式に出席。五輪での多くの応援に感謝し、ロス五輪での金メダルを約束した。 パリ五輪の個人戦準々決勝では、待てがかかった後の絞め技で1本を取られる不可解な判定で敗退。「いつもの自分だったらもう心が折れてしまっていたと思うんですけど、道民の方々の応援も届いていたので、最低でも銅メダルを持って帰るという気持ちになれた。自分だけじゃなくて、みんなで取ったメダルということで価値のある銅メダルだと思っています」と語った。 次の目標へ、もう動き始めている。12月のグランドスラム東京で、早くも実戦復帰を予定。「(団体での)銀と銅を今回獲得して、1つ足りない色があるので、4年後のロサンゼルスオリンピックでは金メダルを、またこの北海道に持ち帰ってこれるように日々精進していきたい」と意気込んだ。 16日には美唄市で柔道教室を開催。「小さいころに柔道のオリンピック選手の姿を見て、自分もこうなりたいと思って頑張ってきた。手本となる柔道家にならなきゃいけないなという責任感が芽生えてきています」。メダリストとしての自覚も力に、4年後へと歩みを進める。(山口 泰史)
報知新聞社