英自動車生産、5月は前年比11.9%減、EVシフト加速=業界団体
[27日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)が27日発表した5月の同国自動車生産台数は、前年同月比11.9%減の6万9652台だった。既存モデルの減産と電気自動車(EV)生産への移行加速で4月の7%減に続き3カ月連続減となった。 EV生産の割合が全体の38%を占めて2万6475台となり、前年同期比3%ポイント増となった。 英国が2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする「ネットゼロ」達成を目指す中、日産自動車や英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)を傘下に持つインドのタタ・モーターズなど大手メーカーがEV生産拡充に向け同国で大規模な投資を行っており、EV生産は持続的に伸びている。 SMMTは7月4日の総選挙に先立ち、自動車部門に関する次期政権の優先事項を公表。項目には、国内生産の支援、手頃かつ持続可能なエネルギーと新技術を保証する産業戦略を通じたグリーン投資の誘致などが含まれている。