皇后杯バレー 岡山が筑波大の挑戦を振り切る 筑波大OGの山城愛心「より気持ちが入った」
◇天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権女子準々決勝 岡山シーガルス3―1筑波大(2024年12月14日 Asueアリーナ大阪) 岡山がSVリーグの意地を見せて筑波大を退けた。決勝トーナメント2回戦でSVリーグのNECを破った筑波大は、SVリーグが始まるに前の5月に行われた第72回黒鷲旗全日本男女選抜バレーでも東レ、久光を破るジャイアントキリングを見せたが準々決勝で岡山に敗れており、今回も壁を破ることはできなかった。岡山は黒鷲旗の覇者。 岡山のアウトサイドヒッター・山城愛心(あみ=26)は筑波大出身。後輩たちの粘りのバレーに苦しんだ。「黒鷲旗はストレートで勝てたんですけど、思った以上に接戦になって。フルセットには行きたくなかった」と話す。第1セットから拾い合うバレーの展開となって26―28で落としてしまう。奮起した岡山は第2セットを25―18、第3セットを25―21で連取して第3セットも7―0と盤石ムード。しかし、ここから筑波大の反撃が始まり、24―24のデュースから26―24と振り切って準決勝進出を決めた。 「私たち上背があるわけじゃなく、拾ってつないで得点を取っていくチーム。決まるボールが決まらない。筑波大は同じような部分があるチームなので、より気合が入りました」と山城。先輩の底力を見せての4強入りに笑顔を見せていた。