「築き上げたバレーを完成させて最後の春高に」「楽しむ気持ちも忘れず」山梨代表校 夢舞台へ闘志
全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)は年明けの1月5日に開幕し、山梨県からは男子代表・日本航空と女子代表・帝京第三が1回戦から登場。大会まで1カ月を切る中、ともに連続出場となる両校の特長や思いに迫ります。 【動画】県予選決勝はいずれもストレート勝利!両校の特長とは
■3年前の全国覇者 日本航空
23年連続23回目出場の男子・日本航空。3年前に日本一となった先輩に続けとばかりに、練習に力を込めます。 チームをまとめるのはエースでもある鷹野天佑主将(3年)。
鷹野主将 「(日本航空は)サーブキャッチから真ん中のクイックを通して、ディグからのブレイクはサイドで切っていくチーム」
素早いクイックやサイド攻撃など多彩な攻め方が注目される日本航空ですが、そうした攻撃の始まりは正確なレセプションやディグ、つまりレシーブから。 10月の県予選決勝でも質の高いディグやレセプションでセッター清武大智選手(2年)に返し、さまざまな攻撃パターンへとつなげました。
鷹野主将 「(日本航空は)1本目を大切にしているチーム。チャンスボールやフライングの練習、ディグやスパイクレシーブの練習に力を入れている」
レセプションやディグはチームの生命線。全国大会に向け、レシーブ力にさらに磨きをかけます。 エースは3年生の鷹野主将ですが、今年度の日本航空の主力の多くは2年生。 前嶋巽選手(2年)は、3年前の優勝時の主将・悠仁さんを兄に持つ、期待のプレーヤーです。
前嶋選手 「この1年間、自分以外のスパイカーが入りやすいように、サーブレシーブの確率や質を上げて、チームの攻撃が通りやすいようにすることを意識してきた。サーブレシーブを一番見てほしい」
チーム一丸で取り組んできたレシーブで、再び頂点へ。
前嶋選手 「3年生とできる最後の大会。自分が攻守で安定感を見せて3年生がいい形で終われるようにできたらいい」 鷹野主将 「自分たちが1年間築き上げてきたバレーを完成させて最後の春高を迎えたい」