群馬県・渋川市議会が高木市長の辞職勧告決議案を全会一致で可決
群馬県・渋川市の高木市長が、特定の市議会議員の固定資産の情報などを自身の支援者に提供したのを市の第三者委員会が条例違反と判断したことを受け、12日に市議会が、市長の辞職勧告決議案を全会一致で可決しました。高木市長は辞職しない考えを示しています。 渋川市の高木市長は、2021年に特定の市議会委員の固定資産の情報などを自身の支援者に提供したことを去年七月に開いた記者会見で認めていました。 渋川市は、その後第三者委員会を設置し、ことし9月22日に、この行為が市の個人情報保護条例に違反しているとする調査結果をまとめました。 これを受け、9日の市議会に高木市長の辞職勧告決議案が提出され、全会一致で可決しました。 辞職勧告決議には法的拘束力はありませんが、高木市長は議会の終了後記者会見を開き次のように語りました。 「第三者委員会の報告、勧告を受け止め、反省すべき点は反省し、市政に全力を尽くしたい。」高木市長はこのように述べ、辞職はしない考えを示しました。