ドラマ「銀魂」ヒロイン 北乃きいが明かす役作りのこだわり
大阪を訪れた北乃きいに聞く
ドラマ「銀魂」ヒロイン 北乃きいが明かす役作りのこだわり 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
シリーズ累計5100万部を超える「週刊少年ジャンプ」の人気連載「銀魂」が小栗旬主演でついに実写化、14日から劇場公開された。同時に、「銀魂」シリーズの中でも「泣けるエピソード」とファンの支持の高い「ミツバ篇」が15日からdTVオリジナルドラマ「銀魂-ミツバ篇-」として配信開始。大阪を訪れた主人公ミツバ役の北乃きいに、役作りでの新たな挑戦やドラマの見どころなどを語ってもらった。 【拡大写真付き】『銀魂』沖田役の吉沢亮「どちらかと言えばSかも」カメレオン俳優をめざす
私の仕事に興味がなかった地元の親友が興味示した
──完成したドラマを見ていかがでしたか。 台本にはト書きやCGのところもたくさんあって、CGのところは想像で演じるしかなかったのですが、出来上がりを見て、台本で読んでいたよりも壮大な世界になっていて新鮮でした。あとは(沖田総悟役の)吉沢(亮)さんのシーンでほろっと…… ──ほろっときましたね……。 きますよね! 男泣きって。 ──「銀魂」はよくご覧になられてましたか。 名前だけ知っていた感じでした。(ミツバ役の)お話をいただいてからアニメを観始めました。自分なりに研究して、話し方を4テンポ遅くしたり声のトーンを高くしたり……。ドラマの中では地声で一回も話していないです。 ──ミツバ役にと聞いたときはいかがでしたか。 友達がすごく「銀魂」が好きで、アニメ映画を観に行ったり、小学生の頃からコミックを集めている友達もいたりして、身近の人が「銀魂」を好きだったのでプレッシャーがありました。今まで「私、この役やるんだ」と言っても「そうなんだ」みたいなリアクションだった友達や、芸能に興味のない地元の友達からも連絡が来たり、「69巻にカード(北乃きい演じるミツバの「ビジュアルカード」)がついてきたんだけど」と写真が送られてきたり。今まで私の仕事に興味がなかった地元の親友が興味を示してくれたので嬉しかったです。「銀魂」すごいなって思いました。
辛いもの好きなのはミツバとの共通点
──「ミツバ篇」はシリーズの中でも「泣けるエピソード」と言われ、原作ファンの人気が高いですよね。そういうところでのプレッシャーも? 人気のキャラクターと聞いていたのでプレッシャーはありました。今回は他のシーンを読み込まずに自分のシーンだけを読み込んでミツバの役作りをしました。不器用なので混乱しちゃったりするので、いつもはあまり原作を読まないんです。でも今回はまったく違うやり方で、原作に寄せるという新しい役作りに挑みました。 ──そういう役作りはいかがでしたか。 他の皆さんが相当(役に)入り込んでいらっしゃるので、やりすぎかなって思ってもちょうどよかったり。映画の撮影が前日にクランクアップしてその翌日にドラマの撮影だったので「(映画が)終わった気がしない」と小栗(旬)さん(坂田銀時役)がおっしゃってたくらい世界が出来あがっていたので入りやすかったです。撮影初日にカフェのシーンで「天人(あまんと)」がいてびっくりしたんですが、驚いたのは私だけ(笑)皆さんにとっては当たり前で「おはようございま~す」って普通に言っていて、「すごい」って興奮していました。 ──やっぱりきいさんも辛いものが好きだったりするんですか(笑) はい、好きです。辛いもの好きなのはミツバとの共通点ですね。 ──パフェのシーン楽しそうでしたね。 楽しかったです! 一本(タバスコを)かけなきゃいけなくて、けっこう時間がかかりました。タバスコをかける手の高さも全部のカット(原作やアニメと)同じようにしたかったんです。歩き方も歩き出す足の右左も同じようにしたくて、アニメをすっごい観ました。全部の動きを一緒にできるくらいに小道具も(高さなども)同じものを揃えてくださったのでうまく表現できました。 ──なるほど。その動きに注目してもう一回観てみますね。 ありがとうございます。