ドラマ「銀魂」ヒロイン 北乃きいが明かす役作りのこだわり
監督は銀魂愛がすごいので
──きいさんから見て、ミツバさんはどんな女性でしょうか。 おしとやかで結婚したら「内助の功」。すごくかわいらしいチャーミングな一面もあって、病気で体が弱いんですが、芯が強い女の子だなと思います。 ──似てるって思うところはありますか。 あまり似てないかもしれないです。すごく女性的な人で、憧れます。 ──演じるとき難しかったところは? 福田(雄一)監督からリクエストなどはありましたか。 監督は私たちが演じたものを尊重してくださる感じでした。監督は銀魂愛がすごいので、原作に寄っていれば何もおっしゃらなかったです。みんなが原作そのまま、まったく(原作と)同じ動きを3次元でもしていたので。 演じるときに難しかったところは、これまで時代劇をあまりやっていなかったので、お着物での所作がわからなくてどう動いたらよいかと、それはたいへんでした。「銀魂」は江戸とはいえ非現実的なので所作の先生がいなかったんです。ミツバがタバスコを出すシーンや歩き方など原作のまま演じたのですが、京都で所作を教わる機会があり、そういった部分が完成したものを見て気になり始めました。「銀魂」は変わった世界観なのでそれはそれで原作のままでもよいのかなとも思っています。 お着物での撮影は暑かったですが、お着物はミツバが着ているのとまったく同じように誂えていただいて柄の位置も合わせてくださって、見たときには感動しました。皆さんのお着物、全部そうなんですよね。捨てないでとっておいてほしいです。
「ザ・プロの現場」って感じでした
──こだわりが素晴らしいですね。では、「ミツバ篇」の中で、きいさんが好きなシーンは? パフェのシーンです。初日だったのにテンポ感がすごくよかったので、「ザ・プロの現場」って感じでした。現場ではみんなすごく真剣にやっていたので、あまりしゃべったりしなかったんですが、楽しかったです。みんながすごくまじめに変なことをやっているみたいな。土方(十四郎)さんに告白するシーンはファンの方が好きみたいですね。あのシーンだけコメディーではなくヒューマンドラマみたいな感じですよね。 ──そう、そしてその土方さんのあのセリフが……。 そう! あのセリフもいいですよね。