【ラグビー】シュミットHC率いる新生オーストラリア代表がウエールズ戦のメンバー発表。ノンキャッパー7名がメンバー入り。
現日本代表HCエディー・ジョーンズの後任として、ジョー・シュミット氏がHCに就いたオーストラリア代表”ワラビーズ”。新体制の初戦、7月6日にアリアンツスタジアム(シドニー)でおこなわれるウエールズ戦の試合登録メンバーを4日に発表した。 リーダーシップに優れたハードワーカーで、5キャップながらも第89代キャプテンに任命されたFLリアム・ライト(レッズ)は6番で先発出場する。 スターティングXVに名を連ねたLOジェレミー・ウィリアムズ(フォース)は4番、CTBジョシュ・フルック(レッズ)は13番を背負い、ワラビーズのファーストキャップを戴く。 同じくワラビーズでの試合出場経験がないPRアイザック・カイレア(レベルズ)、LOアンガス・ブライス(レッズ)、FLチャーリー・ケール(ブランビーズ)、SOトム・ライナー(レッズ)、WTBディラン・ピーチ(ワラターズ)の5選手もベンチ入り。この試合で7名が初キャップを得る可能性がある。 23名のスコッドの総キャップ数は495。7名のフレッシャーが名を連ねる一方で、ワラビーズではジョージ・グレーガンに次ぐ歴代2位の134キャップを持つPRジェームズ・スリッパーも1番で先発出場する。 アイルランド代表のHCとして3度のシックスネーションズ制覇を成し遂げ、世界ランキング1位まで導いた実績を持つニュージーランド出身のシュミットHC。直近では23年W杯までオールブラックスのアシスタントコーチ(アタック担当)を務めていた名将は「チームはウエールズとのタフなテストマッチに向けて、この1週間以上は出来る限りの準備とハードワークを重ねてきた」と語り、試合結果への自信も伺わせた。 なおシュミットHCは、すでに海外クラブでプレーしている選手(リーグワンではマリカ・コロインベテ(埼玉WK)、サム・ケレビ(浦安DR)ら)のほか、海外クラブへの移籍が報じられている2大会W杯出場のHOジョーダン・ウエレセ、LOアイザック・ロッダ、FLネッド・ハニガン、FLラクラン・スウィントン、CTBアイザイア・ペレセ、FLジョシュ・ケメニーを、今回のテストマッチシリーズスコッドの選考対象外としている。