「待機電力」が多い家電を紹介!最も電力を消費する意外な家電とは?
私たちが日頃何気なく使っている家電製品の中には、コンセントをつないでいるだけで「待機電力」がかかり、電気を消費しているものがあります。このとき、どれくらいの電気料金が発生しているのか知らない方も多いのではないでしょうか。 今回は、待機電力が多い家電製品をご紹介します。それぞれにかかる待機電力の割合や電気代もあわせてご紹介するため、待機電力について気になる方は参考にしてください。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
待機電力について解説
家電製品の中にはコンセントを差し込んでいる間、いつでもすぐ使えるようにスタンバイしているものがあります。このような状態で使われる電力を待機電力と呼び、製品を使用していなくても多少の電力を消費しています。家庭で年間に消費する電力の5.1%は待機電力とされ、年間消費量の平均は約230キロワットアワーと言われています。
待機電力が多い家電製品
家電製品によってかかる待機電力の量は異なるようです。一般的に待機電力が多くかかると言われている家電製品には、以下のものが挙げられます。 ●パソコン ●トイレの温水洗浄便座 ●HDD/ブルーレイ/DVDレコーダー ほかにもガス温水器やエアコンなどは、待機電力の消費が多いようです。ここでは「パソコン」「温水洗浄便座」「HDD/ブルーレイ/DVDレコーダー」の3つの家電製品の待機電力について解説します。電気料金は、公益社団法人「全国家庭電気製品公正取引協議会」が定めた目安単価1キロワットアワーあたり31円(税込み)を使用して算出します。 ■パソコンにかかる待機電力 パソコンの待機電力は、デスクトップパソコンやノートパソコンなどパソコンの種類によって異なるようですが、家庭で発生するすべての待機電力のうち4パーセントほどです。このことから年間約350円が、パソコンの待機電力にかかる電気料金として消費されていると考えられます。 ■温水洗浄便座にかかる待機電力 トイレの温水洗浄便座は座る部分と洗浄に使用する水を温めるため、トイレを使用していないときに待機電力を消費していると考えてよいでしょう。 待機電力は機種や使い方によっても異なるようですが、家庭で発生する待機電力のうちの5パーセントほどを占めていると言われています。したがって年間約356.5円が、トイレの温水便座の待機電力として消費されていると考えられます。 ■HDD/ブルーレイ/DVDレコーダーにかかる待機電力 HDD/ブルーレイ/DVDレコーダーも温水洗浄便座同様、使用していないときにも待機電力を多く消費しているようです。HDD/ブルーレイ/DVDレコーダーが消費する待機電力は、家庭で発生する待機電力のうちの8パーセントほどを占めていると言われています。 したがって、年間約570円がHDD/ブルーレイ/DVDレコーダーの待機電力としてかかっていると考えられます。