ヘッジファンドのブリッジウォーター、7%人員削減-「機敏性」維持
(ブルームバーグ): 世界最大のヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツは6日、スリムな組織を維持し優秀な人材を柔軟に採用できるようにするため、従業員の7%を解雇した。事情に詳しい緩傾斜1人が明らかにした。
未公表の情報だとして同関係者が匿名を条件に話したところでは、削減対象となったのは約90人。従業員数は2023年の水準に戻ったが、今後も厳選した採用を継続する方針だという。
ブリッジウォーターの広報担当者は発表文で「過去3年間、ブリッジウォーターは急速な進化と大きな目標の設定、達成に向けた徹底的な取り組みに重点を置いてきた」と述べ、「これは、好況期においても高い目標を掲げ組織の機敏性を維持するなど、難しいことを行うことも含まれる」とした。
レイ・ダリオ氏が創業しニール・バーティー最高経営責任者(CEO)が率いるブリッジウォーターは昨年、大半の戦略で2桁の収益率を達成。マクロファンド「ピュア・アルファ」のリターンはプラス11.3%だった。同社の運用資産は昨年7月時点で約1600億ドル(約25兆円)。
原題:Bridgewater Cuts 7% of Staff in Effort to Remain ‘Nimble’ (1)(抜粋)
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Gillian Tan, Nishant Kumar