2024年版 使い勝手良し、走り良し!「最強」電動SUV 10選 カテゴリー別ランキング
スコダ・エンヤク - 総合力
優秀賞:テスラ・モデルY、フィスカー・オーシャン 手頃な価格、実用性、航続距離、使いやすさ、ドライバビリティを兼ね備えた電動SUVがスコダ・エンヤクだ。1つの分野で特に秀でているわけではないが、素晴らしいオールラウンダーである。2021年に発売されたエンヤクは、兄弟車フォルクスワーゲンID.4やアウディQ4 eトロンよりもMEBプラットフォームの使い方が上手い。最近では、小さな弱点を潰すアップデートが施され、魅力に磨きがかかった。 エントリーグレードのエンヤク60は3万8970ポンド(約740万円)からだが、最長560kmの航続距離と充実の標準装備を揃えたエンヤク85エディションをおすすめしたい。マルチメディア・システムはバグが少なく、非常に使いやすい。室内空間は十分に広い。標準装備のアダプティブ・クルーズ・コントロールと、パドル調整の回生ブレーキにより、直感的に運転できる。また、特に面白いとは言えないまでも、バランスの取れたシャシーも秀逸である。 総合力ではテスラ・モデルYも優れており、ナビのルートプランニング技術は長旅のストレスを軽減してくれる。フィスカー・オーシャンも非常に有望で、注目に値する。
フィスカー・オーシャン:コストパフォマンス
優秀賞:テスラ・モデルY、スコダ・エンヤク 本日2度目の紹介となるフィスカー・オーシャン。今回は、バッテリーを小型化し、モーターを1基だけ搭載したエントリーグレード「スポーツ」に注目したい。コストパフォマンスが高く、車両価格は3万6900ポンド(約700万円)から。通常この金額ではキア・ニロEVにさえ乗れない。 航続距離は464km、最高出力282psと十分なパワーを備え、室内も広々としている。装備もかなり充実しており、シートヒーターとパノラミックルーフは標準装備。弊誌はまだ長期間の試乗はできていないが、広々として快適で、かなり使いやすいと感じた。 実績のあるEVを選ぶなら、テスラ・モデルYがおすすめだ。シングルモーター(RWD)仕様は4万4990ポンド(約860万円)と、目を見張るほど安くは見えないが、欧州で展開されるテスラのリース契約はかなり有利だと言われる。それ以外では、スコダ・エンヤク60がかなりお買い得で、航続距離も十分だ。