2024年版 使い勝手良し、走り良し!「最強」電動SUV 10選 カテゴリー別ランキング
ジェネシス・エレクトリファイドGV70 - 使い勝手の良さ
優秀賞:BMW iX3、スコダ・エンヤク タッチスクリーンの台頭と過剰なほどの多機能化により、「ただ乗り込んで走る」ということが難しくなってきた。乗り込むたびに細かい設定をいじるのはストレスである。ジェネシスGV70の場合、最初の1週間ほどは自分の好みに合わせていろいろ設定するのに時間がかかるが、一度設定してしまえば、あとはストレスフリーだ。 タッチスクリーンは大きくて反応がよく、回転式コントローラーや物理ボタンと組み合わされていて非常に使いやすい。古風だが便利だ。やはりタッチ操作だけですべての車載機能を制御するのは、よほど卓越したユーザーインターフェースでない限り難しいようだ。 BMW iX3は旧バージョンの「iドライブ」システムを使用しているが、これは新しいモデルよりも使いやすい。また、物理的なクライメートコントロールや、カスタマイズ可能なショートカットボタンも残されている。スコダ・エンヤクはタッチスクリーン集約型だが、2024年にマルチメディアが大幅にアップデートされたため、使い勝手が向上している。
BMW iX - 乗り心地と高級感
優秀賞:ジェネシス・エレクトリファイドGV70、レクサスRZ BMWは「駆けぬける歓び」というキャッチフレーズを使い続けているが、環境規制や道路状況の変化により、「歓び」の定義も変わりつつあるようだ。BMWはEVによって、快適性のスペシャリストへと進化している。 iXは、世界トップクラスのローリング特性とドライバビリティ、圧倒的なパフォーマンス、そして実用的な航続距離を備えている。一方、BMWのインテリアはスポーツセダン的なイメージがあるが、iXはどちらかというとi3の大型版のように感じられる。開放的な空間、柔らかいフォルム、珍しい内装材のオプションなど、ラウンジに近い環境だ。iX xドライブ40にはエアサスペンションとロングレンジバッテリーが装備されていないため、購入を検討するならiX xドライブ50をおすすめしたい。 メルセデス・ベンツのEQS SUVとEQE SUVはハイテクを感じさせるが、製造品質と素材の質感ではBMWに軍配が上がる。BMW iXと同じようなレベルのものをより安価に手に入れるなら、ジェネシス・エレクトリファイドGV70は古風な高級感があり、レクサスRZもかなり魅力的だ。