ハラスメント時代、正直過ごしにくい? 社会人の約7割が「○○ハラを気にしすぎ」【Job総研調べ】
パーソルキャリアが運営する調査機関『Job総研』は、「2024年 価値観変化の実態調査」を実施した。コミュニケーションやハラスメントなど、現代の社会人の価値観について、616人の社会人男女を対象に調査している。
ハラスメント時代は「過ごしにくい派」が52.2%
まず、自身の価値観について聞くと、「令和的な価値観派」が62.8%を占めた。年代別に見ると、30代が68.2%で最も多く、20代が64.8%と続いた。
ハラスメントの種類が増えている時代に対し、どう思っているかを聞くと、「気にしすぎだと思う派」が68.7%を占めていた。価値観別に聞くと、令和的派の74.3%、昭和的派の65.0%が「気にしすぎ」と回答していた。
ハラスメント時代の過ごしやすさを聞くと、「過ごしやすい派」「過ごしにくい派」が半々の結果となった。また、ハラスメントへの意識が影響していることとしては、「言葉選びが難しい」「異性と話しにくい」「気軽にご飯や飲み会に誘えない」などが上位となった。
令和の価値観では残業なし・転職志向・実力主義が当たり前?
働き方の価値観としては、59.9%が「令和的」と回答。項目別に見ると、「残業しないのが当たり前派」が52.1%、「リモートワークが当たり前派」が52.1%、「出退社時間は自分で決めるのが当たり前派」が60.5%となった。
キャリアの価値観では66.9%が「令和的」と回答しており、「転職が当たり前派」が79.9%、「出世は実力主義派」が70.0%にのぼった。
最後に、昭和と令和の価値観が入れ替わる可能性があるかどうかを聞くと、合計で61.7%が「入れ替わると思う」と回答した。自由回答では、「令和の常識を学んでいきたい」「昭和のいい面を令和にも取り入れていければ良い」などの意見が見られた。
調査概要
・【調査対象】現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者 ・【調査条件】全国/男女/20~50代 ・【調査期間】2024年12月4日~12月9日 ・【有効回答数】616人 ・【調査方法】インターネット調査