鍵山優真は自己最高2位「納得できる結果」 優勝のマリニンには「まだまだ程遠い」 佐藤駿は3位 GPファイナル
「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、グルノーブル) 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)がフリー188・29点、合計281・78点で2位だった。 【写真】自己最高2位「納得できる結果」 でもリンクの上では悔しさいっぱいの表情の鍵山 鍵山はフリー1位の点数を取ったものの、優勝したイリア・マリニン(米国)の合計292・12点には及ばなかった。それでも自身最高順位の2位につけ、「今回の点数や結果は自分自身が納得できるような結果だった。ショートもフリーもミスがあったのですごく悔しいですけど、でもメダルを取れたことは素直にうれしいですし。優勝も狙ってた部分もあるのでそこは悔しいです」と率直な心境を明かした。 王者・マリニンとの距離も見えた試合だった。「イリア選手との距離感を図りたいと言いましたけど、まだまだ程遠いなと感じている。次は(25年3月の)世界選手権に出られたら、それまでしっかりと常日頃の練習からイリア選手を意識しながらハードなトレーニングを積んでいきたいです」と目標を掲げた。 帰国後はすぐに全日本選手権が控える。「新しい課題も出た。ジャンプの安定感もですけど、ジャンプ以外のステップやスピンでもレベルが全然取れなかった。しっかり練習してトレーニングを積んでいきたい。練習から120パーセントでやっていきたい」と切り替えを誓った。 SP4位の佐藤駿(エームサービス・明大)は270・82点で3位に入った。