楽天外れ1位のオコエ「将来チームの主将になる!」
プロ野球のドラフト会議が22日、都内のホテルで行われ、オコエ瑠偉・外野手は、同日、江戸川区の関東第一高校の会見場に置かれたテレビ中継で、3年生の部員と報道陣が集まった公開の場で結果を見守った。1位入札では名前が出ず、平沢、高橋と、代表チームで共に戦った選手の抽選も終始落ち着いた表情でテレビ画面を見ていた。 だが、阪神とヤクルトの高山の抽選を巡っての確認ミスの事件をおきて、テレビ中継で「真中監督は何を見ていたんですかね」と解説者が話しすると、思わず白い歯を。とんでもないトラブルで、予想外の時間が経過。おまけに機器の不調でさらに時間が伸びた。ようやく再開して楽天が、外れ1位でオコエの名前を挙げると、部員が大歓声をあげた。競合はなくオコエの1位が確定した。 12球団OKと宣言していたオコエは「率直に緊張しました。ここまでこれたのはチームメイトや家族の力だと思います。ありがとうございました。安心しました」と答えた。 夏の甲子園と、U-18のワールドカップで、その驚異の身体能力で衝撃を与えたオコエが、ついにプロの世界に足を踏み入れることになった。以下、オコエの喜びの会見での、主な一門一答。 ーー外れ1位の指名でした。 「とってくれた球団が一番高い評価を与えてくれた球団だと思います。順位は関係なく、プロに入れば、どの選手のスタートラインは一緒です。ここから先は、今まで以上に厳しい道になります。もっとしっかりとしていかなくちゃいかないという覚悟を決めています」 ーー楽天のイメージは? 「投手力が高いチームだと思っています。則本投手ですかね。仙台には行ったことがないのですが、美味しいものがたくさんあるというイメージがあります。寒い? そこは気合でなんとかしたいです」 ーーどういう選手になっていきたいですか? 「現実は、甘くないことはわかっていますが、1年目から出場できるように切磋琢磨していきたいです。1年目から全力プレーを見せたい。プロ経験ないので、ここから先は、自分なりの工夫で練習に取り組んでいきたいです。そして、技術面はもちろんですが、人間性を高めていきたいです。将来、チームのキャプテンになれるような存在になりたいと思います」