15場所ぶりに平幕に下がった霧島 「ゼロからのスタートで楽しんでいきたい」
大相撲初場所(12日初日、両国国技館)を5日後に控え、時津風一門連合稽古が7日、両国国技館の相撲教習所で行われた。 元大関で西前頭筆頭の霧島(28=音羽山部屋)は返り三役の西小結・若隆景(30=荒汐部屋)らと23番の申し合いを行った。立ち合いから前まわしを狙う相撲などで14勝9敗。稽古後に報道陣に囲まれた霧島は「4日目なんで一日一日しっかり稽古して、体の調子を重視していきたい。きょうは力を出した相撲で良かったと思う」と満足げだ。 手応えを感じていた。ケガなどで14場所守ってきた三役の地位から陥落。自身は「気持ちが楽になった。最初に上がったときの気持ちになった。ゼロからのスタート。楽しみにしていきたい」と前向きだ。稽古中には師匠の音羽山親方(元横綱・鶴竜)から「自分の立ち合いに戻っていない。相手が小さいとき体が起きている。稽古場なんだからしっかりやれ」とアドバイスされたという。 右手首痛で巡業を休場したが、「きのう突っ張ったら痛みが出た」とまだテーピングしながら稽古をこなす。「去年はいろいろあったが、今年はいい年にしたい。一番は(大関に)戻りたい気持ちはある。それだけ」と初場所から巻き返しを誓っていた。