大日本参戦の“プロレス留学生”マリー・ハナ「知識を吸収し、失敗を恐れない挑戦を続けるのが、台湾のプロレス精神だと思っています」
「僕が目指しているのは、型にはまらない選手になることです」
④憧れのレスラー像 ――憧れのレスラーや目指しているスタイルについて教えてください。 「最初は台湾でプロレスを始めた頃、キャラクター重視のスタイルが主流で、僕自身も少しコミカルな方向性で試合をしていました。でも、日本に来てから考え方が変わりましたね。特に浜亮太選手や相撲のバックグラウンドを持つ選手たち、それにデスマッチの要素を取り入れたレスラーの試合を見て、シリアスなファイターとしての側面をもっと追求したいと思うようになりました。日本のプロレスは多様性にあふれていて、シリアスで激しい試合もあれば、ファンを楽しませる試合もあります。この『境界線のない』自由さがとても魅力的です。」 ⑤今後の目標や日本での活動 ――今後の目標や日本での活動については? 「僕が目指しているのは、型にはまらない選手になることです。シリアスでありながらユーモアも忘れない、境界線のないスタイルですね。例えば、覆面レスラーのようにキャラクター性を前面に出した試合もあれば、ハードヒットな試合やデスマッチにも挑戦したい。自分の中でプロレスを“これ”と限定せず、いろんなスタイルにチャレンジしてみたいんです。幸いにも日本ではそういった学びの場がたくさんあって、毎日新しい発見があります。」 ――日本での活動をどのように楽しんでいますか? 「とても楽しいですよ。試合だけでなく、プロレス文化そのものを学ぶのが面白いです。僕の入場時に見せるタコダンスが意外と人気になったのも驚きでした(笑)。こういったファンとのやりとりを通じて、プロレスラーとしての新しい側面が引き出される感覚があります。それに、大日本プロレスに参加することで、多くのトップ選手から学ぶ機会も得られました。彼らの試合を見ていると、本当に自分ももっと成長したいという気持ちになります。」 ⑥ファンへのメッセージ ――最後に、ファンへのメッセージをお願いします。 「僕にとって日本での挑戦はまだ始まったばかりです。これからも様々なスタイルに挑戦し、観客の皆さんに楽しんでもらえる試合を見せていきたいです。ぜひ会場に足を運んで、僕の成長を見届けてください!」 マリー・ハナは日本のプロレスに挑戦するため、日々成長し続けている。これからの活躍に期待が高まる。 インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
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