10競走に計19頭の日本馬出走 ブリーダーズカップは馬券発売が無いレースも見どころ盛りだくさん
現地時間11月1日(金)、2日(土)にアメリカ・デルマー競馬場でブリーダーズカップが行われる。今年は日本から10競走に計19頭が出走予定。現地2日(土)のBCターフ、BCクラシック、BCフィリー&メアターフ、BCマイルの4レースは日本でも馬券発売が行われる。今週末はJRAで4つの重賞競走があり、週明けには佐賀と門別でJBCも控えているが、北米競馬のハイライトとされる大一番からも目が離せない。 【写真】BCクラシック出走のフォーエバーヤング 1日目は2歳重賞が5競走組まれており、うち4レースに日本馬がエントリーしている。中でも注目したいのはBCジュベナイルターフスプリントに出走するエコロジークと、BCジュベナイルターフに挑むサトノカルナバル。前者は新馬戦を5馬身差、カンナSを2馬身半差で完勝しており、1ハロンの距離短縮で持ち味がさらに生きればビッグタイトルも夢ではない。後者は連勝で函館2歳Sを制覇。これまでブリーダーズCに遠征した2歳馬の中ではトップクラスの実績を持っており、マイルに対応できればチャンスはありそうだ。 開催メインのBCクラシックが行われる2日目は、馬券発売が行われるレースはもちろんのこと、それ以外にも注目馬が数多く出走する。BCディスタフでは無傷7連勝中のオーサムリザルト、マーメイドS覇者アリスヴェリテの2頭が、21年マルシュロレーヌに続く戴冠を狙う。また、BCスプリントにはドンフランキー、リメイク、メタマックスがチャレンジ。これまではマテラスカイの5着が最高着順だが、今年こそ快挙に手が届くか。 BCターフにはシャフリヤール、ローシャムパーク。BCマイルにはジオグリフとテンハッピーローズが挑む。日本の芝競走は世界トップクラスのレベルとあって期待は大きいが、ターフにG1・6勝のレベルスロマンス、マイルにG1・3連勝中のポータフォーチュナが出走するなど、海外勢も超強力だ。BCクラシックはフォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、デルマソトガケという最強布陣で悲願を狙う。いずれもアメリカやドバイのダート競走で実績、経験十分。今年こそ日本競馬の悲願を叶えることはできるか。 レースは日本時間の早朝になるが、今週末は少し早起きをして、日本馬にエールを送りたい。 【BCに出走する日本馬】※発走時刻は日本時間 ●1日目 ■6:45発走 BCジュヴェナイルターフスプリント エコロジーク ■7:25発走 BCジュヴェナイルフィリーズ アメリカンビキニ オトメナシャチョウ ■8:45発走 BCジュヴェナイル エコロアゼル シンビリーブ ■9:25発走 BCジュヴェナイルターフ サトノカルナバル ●2日目 ■5:21発走 BCディスタフ オーサムリザルト アリスヴェリテ ■6:01発走 BCターフ シャフリヤール ローシャムパーク ■6:41 BCクラシック ウシュバテソーロ デルマソトガケ フォーエバーヤング ■8:05 BCスプリント ドンフランキー リメイク メタマックス ■8:45 BCマイル ジオグリフ テンハッピーローズ ■9:25 BCダートマイル テーオーサンドニ 格付けはいずれもG1。7:25発走のBCフィリー&メアターフは国内での馬券発売が行われるものの、日本馬の出走はない。