ファンが待ってた劇的サヨナラ打!読売ジャイアンツ・丸佳浩選手が「スカパー!サヨナラ賞」を受賞
セ・リーグ 読売ジャイアンツ丸佳浩選手が、6月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。 【写真を見る】サヨナラ打を放った瞬間の丸佳浩選手 丸選手は、6月28日東京ドームで行われた対広島東洋10回戦、2対2の同点で迎えた延長10回裏、一死走者なしの場面で右翼席へ劇的なサヨナラ本塁打を放った。 読売は1点を先制された直後の5回裏、吉川選手、ヘルナンデス選手の連続適時打で逆転に成功する。先発・戸郷投手が7回1失点の好投を見せ、1点リードで迎えた9回表は守護神・バルドナード投手がマウンドにあがった。しかし、二死三塁のピンチを招くと、暴投により同点に追いつかれてしまう。続く10回表も二死一、三塁のピンチを招いたが、吉川選手のファインプレーが飛び出し、勝ち越しは許さなかった。同点で迎えた延長10回裏一死走者なし、打席にはこの試合3安打を放っている丸選手。この試合まで自責点わずか1の広島東洋の守護神・栗林投手に対し、2ボールからの3球目を振り抜くと、打球はファンの待つ右翼席上段へ飛び込む劇的なサヨナラ本塁打となった。 丸選手の受賞は、広島東洋時代の2013年7月以来2度目。読売からは5月度の吉川選手に続き2ヶ月連続受賞となった。6月度は全試合に1番打者として出場、リーグトップの安打数を記録したチームの中心選手が、チームを今季4度目のサヨナラ勝利に導いた。 ――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします 「選んでいただいて本当に嬉しく思います。自分もそういう1振りでチームを勝利に導けたのは本当に嬉しく思います。ありがとうございます」 ――あの試合のサヨナラ本塁打を振り返ってみて、あの打席に入る瞬間はどんな心境だったでしょうか? 「まだ今まで栗林君からヒットを打てていなかったので、前に飛んだら自分の勝ちだぐらいの楽な気持ちでいきました」 ――打った瞬間というのは、確信に近いようなリアクションをしていらっしゃったかなと思いますが? 「本当に今シーズンで言えば一番いい手応えだったなと思いましたし、打った瞬間いったなと思いました」 ――ドームの歓声だったりチームメイトの皆さんのリアクションもすごかった印象もありましたが、当時の心境はいかがですか? 「意外と僕冷静なので、2塁ベースを周っている辺りから、ホームベースを踏む前にヘルメット脱いでおかないとって思ってました。スポーツドリンクにかけられると臭くなっちゃうんで(笑)」 ――ちなみに、このチームの首位を牽引している丸選手がこの好調を継続している要因は?分析していかがでしょうか? 「いろんな要因あると思いますけど、一つは打席の中で、ある程度プランを持った中で入るんですけど、そのプランが打線の中であまりブレてないのかなというところが理由なのかな。ブレることなく継続できてるかなと」 ――逆に課題はありますか? 「課題はいっぱいあります。もっと打ちたいですし、打っていかないといけないですし」 ――この後、オールスター、後半戦へ続きますが意気込みをお願いいます 「いや本当にチームは良い位置にいますけど、まだまだ全然安心できる位置でもないですし、オールスターまであと何試合か残ってますけど、しっかりと勝ち越しして、2位以下をしっかりと離せるように。オールスターは後半戦に向けて勢いづく試合にしたいと思っているので、引き続きチーム一丸となって頑張っていきたいと思います」 ――勝負メシはありますか? 「東京ドーム限定でもいいですか?かれこれ3年くらいお餅しか食べてないですね。もともとお餅がすごく好きで、最初はうどんにお餅がトッピングされた"力うどん"というのがメニュー表の端っこに書いてあるって気付いて、そこからはお餅だけを食べています」 ――試合前のルーティンはありますか? 「試合前のルーティンは、さっき言ったお餅を食べて、シャワー浴びたら、最近は15分くらい昼寝をしてます」 ――ご自身でも他の選手でも、サヨナラ打で何か印象に残っている場面はありますか? 「他の選手がサヨナラの時は絶対水かけるんですけど、僕が打った時の映像を後で見返してほしいんですけど、大城選手 がそんなに足速くないんですけど、一生懸命お水を取りに走ってる姿を見てちょっと面白かったです」 ――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします 「毎日毎日、本当に最後までご声援いただいたき、ありがとうございます。そういう皆さんの後押しがあるからこそ、今こうやっていい位置で戦えると思います。引き続き、応援よろしくお願いいたします」 ※月間スカパー!サヨナラ賞とは 月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。 文=HOMINIS編集部 2塁ベースを周っている辺りから、
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