トップアマ8人が教えてくれた飛距離アップのコツをご紹介! 240→270ヤードに伸びた「飛ばしアドレス」とは?
POINT② 目線の位置をずっとキープ
切り返しからインパクトまで、頭の位置を動かさないのは大前提。トップでのボールの「見え方」がインパクトまで変わらないように意識。見え方が変わると、最下点もずれてヘッドが上から入る。
ヘッドが走る“クラブの使い方”をしよう!「ゴルフクラブは釣り竿と一緒なんだ」
教えてくれた人/植田悠斗さん(26歳・ベスト71) 20歳からゴルフを始め、わずか5年でベストスコア71を出す。競技で成績を残すため、今は週イチ以上の練習を欠かさない。
先端が速くなければ飛距離につながらない
飛距離の3要素(初速、打ち出し角、スピン量)のうち、初速だけは「速ければ速いほど」飛ばしに有利になる。そのためには、ヘッドスピードを上げる必要がある。飛距離の出る人に共通するもの、それは当然ながら「ヘッド」の速さ。逆に飛ばない人は、手や体を速く動かせても、肝心のヘッドが速くないことが多い。
POINT① 右ひじを体につけて下ろす
「右ひじを体にくっつけたまま下ろせると、ヘッドが遅れてきて、インパクト直前までリリースのタイミングを遅らせられます。切り返しからは右ひじが地面方向を向くイメージ。右わきが空くと、ヘッドが先に下りてタメがなくなります」
グリップを握りすぎるとムチのように使えない !
「右手の人さし指と中指は添えているだけの感覚」と植田さん。インパクトでは瞬間的に強く握るが、アドレスや切り返しなどそれ以外の部分ではできるだけ緩く握るほうがシャフトをしならせられる。
POINT② 胸を回転させて振り下ろす
「切り返しで手はそのままにして、まず胸を回すと、腕とクラブが遅れてクラブのしなりが作れます。それでインパクトに向かって先端が走る。ただ、腰が早く開きすぎると振り遅れてスライスになるので注意です」
ボールを押せるようになった !
シャフトをしならせられるようになり、ヘッドの意識がインパクトの先まで持続するようになった。「当てる」だけでなく、そのあと「押し込む」イメージに変わった。
植田悠斗さんは、スポーツ経験豊富で初心者の頃から240ヤードは飛んでいたというが、力任せのスウィングから、あるとき「もっとシャフトをしならせて、先端を速く振ればいいのでは」と開眼し、現在は270ヤードまで飛距離が伸びた。 文/菅原大成 写真/有原裕晶、大澤進二、岡沢裕行 協力/森林公園ゴルフ倶楽部、ゴールド佐野カントリークラブ、富士カントリー笠間倶楽部、BAY GOLF CLUB、長津田ゴルフガーデン ※アマチュアのみなさんにはボランティアとしてご協力いただきました ※月刊ゴルフダイジェスト10月号から一部抜粋
月刊ゴルフダイジェスト