<CLOSE UP TEAM>エイジェック(3年ぶり2回目 小山市・栃木市/北関東第1代表) 新風を吹かせる【後編】
強敵を撃破し、第1代表で東京ドームに帰ってくる。競争激しい環境で、チームは確かな力をつけてきた。前回出場時は初戦敗退。まずは1勝をつかみにいく。 取材・文=大平明 写真=福地和男、エイジェック野球部提供
<躍進に欠かせぬ KEY PLAYER>高岡佳将
右打ち開花のニューフェース 新人ながら北関東大会(二次予選)では全3試合に二番・二塁手で先発出場し打率.385、1本塁打の大活躍。高岡本人が印象に残る打席に挙げたのは、SUBARUとの第1代表決定戦で第2打席に放った同点打だ。「大学時代はチャンスで凡退することが多かったのですが、大事な試合で1本、打つことができました」。 実はチームに合流して最初の2、3カ月はヒットが打てず。その間、難波貴司監督やコーチの指導で「右中間を狙ってスイングするようにしたところ、体の開きが抑えられて打ち損じが少なくなりました」と復調。本大会でも身に付けた右打ちを武器に「チームに勢いを付けられるように頑張ります」とハツラツとしたプレーで大会初勝利を狙う。 PROFILE たかおか・けいすけ●2001年7月3日生まれ。兵庫県出身。173cm80kg。右投右打。市尼崎高-上武大-エイジェック。入社1年目。
<野球部を支える頼もしき存在>エイジェックスポーツ科学総合センター
新施設で図るパワーアップ JR栃木駅から徒歩7分に立地する最先端の計測機器やトレーニング機材を備えた複合型のスポーツサイエンス施設。測定したデータを科学的に分析し競技力向上に生かすデータサイエンスエリア、食育やスポーツトレーナーの養成などを行う教育・研修エリア、全面人工芝の室内練習場を有するトレーニングエリアと3つのエリアに分かれ、総合的なサポートを行っている。 野球部のメンバーは今年7月1日の落成以前から施設を利用しており、京橋幸多郎主将は「雨の日はもちろん、自主練習でウエート・トレーニングもできる。すごい施設を使わせてもらって感謝していますし、もう練習環境を言い訳にできないなと感じています」とあらためて気合を入れ直している。