【大学野球】 巨人3位の荒巻を上回るパワーの持ち主 上武大の主砲・西原太一が初練習でプロ入りを熱望
関甲新学生リーグの上武大が7日、群馬・伊勢崎市の同校グラウンドで始動した。強打が売りで、今秋ドラフト候補に挙がる西原太一外野手(3年=宮崎商)は、昨年のドラフトで巨人から3位指名を受けた先輩・荒巻悠に続くプロ入りを誓った。 西原は、昨秋のリーグ戦で3本のホームランを記録。2本の荒巻を抑え、本塁打王に輝いた。「パワーは荒巻を上回っています」と谷口英規監督(55)。フィジカル面を鍛え、スイングスピードが上がったことで「打球が失速することなく、飛距離が伸びました」と西原は分析する。 高校通算24発のスラッガー。3年夏には宮崎大会を勝ち抜き甲子園に出場したが、初戦を前にしてチーム内にコロナ感染者が続出したため試合を辞退するという悲劇を味わった。「甲子園で結果が出ていれば、プロへの道もあったかもしれない。だからこそ、大学では強い意識を持って頑張っています」と思いを明かした。 春季リーグ戦での目標に「本塁打4本」を掲げた。荒巻のシーズンハイの数字は昨年春の3本。それを上回れば自己アピールにつながる。昨年は荒巻、一昨年は進藤勇也がドラフト1位で日本ハムに入団した。「やっぱり格好いい。プロになりたいという思いが強くなりました」と西原。大学球界屈指のパワーで、プロへの道を切り開く。
報知新聞社