「普通の母親っぽい格好をしろ」「やっぱり若いからだ」と…中学の先輩と結婚、二児のギャルママ(26)が語る、若ママへの視線とママモデルを始めたワケ
「普通の母親っぽい格好をしろ」と言われ…
――若ママ・ギャルママということで偏見を持たれたり、何か言われたことは? みなみ 若いと育児してないだろとか、育児放棄してそうとか。そういうイメージを持たれることはありますね。ニュースで若い親のネグレクトが報道されると「やっぱり若いからだ」みたいな。 別に若いからって育児ができないわけではないと思うんですけど、「若者=未熟、育児に向いていない」と思われるのはいい気持ちはしないですね。 あと私はこういうメイクをしているので、「普通の母親っぽい格好をしろ」とか「ママなんだから抑えたメイクの方が……」とかそういう声もあります。 子どもが「ギャルメイクはいやだ」って言ったら変えようと思うんですけど、子どもたちは「かわいい」とか「プリキュアみたい」って褒めてくれるので。それにママ自身が一番好きな格好をしていた方が素敵だなって思うんです。 私は髪の毛は明るい方が好きだし、ネイルもしていたいし、メイクもギャルメイクが好きなので、そういう自分でいると育児ももっと頑張ろうって思うことができます。
基本的にはワンオペ対応「今の職場には感謝」
――家事や育児の分担はどうしているのでしょうか。 みなみ 基本的にはワンオペで対応していますね。夫は平日1日しか休みがないので、実家に頼ったりしながらやっています。夫が休みの日は子どもたちと出かけたり、私との夫婦時間を作ったりして仲良くやっています。 私も日中は働いているんですが、今の職場は子育てに理解があって、急な熱とかでも休ませてくれたりして。職場にはいろいろと迷惑かけて本当に申し訳ないんですが、働く環境にすごく感謝しています。
嬉しい反面、不安があったモデル業
――今年『I LOVE mama』の専属モデルとして芸能界デビューしましたが、きっかけは? みなみ 最初は編集長から声をかけていただいて。モデル業なんてしたこともなかったですし、自分ができるとも思っていなかったので嬉しい反面、不安がすごくあったんですが、モデルは小さい頃の夢だったので。 高校生の時にギャルモデルの尾崎紗代子さんに憧れてモデルになりたいって思っていたんです。中学でギャルにハマってつけまをつけたり、カラコンしたりして。高校では金髪にしてギャルメイクを極めて。 ギャルが大好きで、ギャル雑誌もたくさん読んでいました。でもオーディションを受けたりはしていなくて。姉が吉本に入って芸人としてデビューした時に、姉は夢を叶えたんだなって嬉しかったんですが、自分もまさか夢を叶えることができるなんてっていう感じで。 ――『I LOVE mama』は全員がママモデルのママのための雑誌ですよね。活動を始めていかがでしょうか。 みなみ ママになったら自分の夢を持っちゃいけないというか、子育てだけに専念しないといけないみたいな、そういう風潮もある中で、ママモデルという職業があるのはすごくありがたかったですね。 あとは妊娠生活や育児、夫婦関係など何でも赤裸々に話しているので、ママたちの参考になっている部分もあるんじゃないかと思います。育児には正解がないし、育児本通りになる子どもばかりじゃないので、生の声ってすごく重要というか。 私たちママモデルも完璧じゃなくて。できないこともあるし、もっとこうしてあげられたらって後悔することも日々たくさんあって。そういうのを発信していくことで、悩むママたちに勇気を与えられたらなって思います。 あと体型に関しても、普通のモデルと違って産後だから体のラインが前と違ったり、妊娠線があったりして。妊娠線が出ないようにクリームをたくさん塗るんですけど、それでも体質によっては出てしまって。 でも私たちはそんなママでも着れるような洋服や水着を紹介しているんです。お腹があまり見えないハイウエストの水着やワンピースの水着を着たりしてうまく隠したりして。ママでもオシャレを諦めなくていいんだよっていうことが伝えられたらなと思っています。