眠れる個人資産2,000兆円を動かす! SMBC日興証券の「ニーズを捉えたコンテンツ施策」
動画+テキストのハイブリッド型コラムにもチャレンジ
2023年2月、米国株のサービス開始にあたり、チームが挑戦したのが「動画」だ。テキストコンテンツの内容を30秒程度で要約した動画を冒頭に付け、1つのコラムに仕上げた。
美根氏は、動画コンテンツにも積極的だ。 ┌────────── 月岡さんから「YouTube動画が検索結果に表示される例が増えている」と聞いて、すぐに「米国株でやろう」と採用しました。1株数万円の投資から始められる米国株は、年齢層が若い方も投資を始めやすい商品です。「iPhoneユーザーだからAppleの株を買おう」といった、身近な企業の株主にもなれる魅力もあります。動画コンテンツで理解を進めてもらって、潜在投資家の掘り起こしができればと考えています(美根氏) └────────── 動画施策の提案には、近年のユーザー行動の変化もあったと月岡はいう。 ┌────────── 通信環境の変化や動画プラットフォームの多様化などもあってか、YouTubeドメインが検索結果に表示されやすくなっています。消費者が動画コンテンツを消費するのが当たり前になりつつあるのだと思います(月岡) └────────── 加えて、「働き方改革」など一言で説明するには難しくて、詳細解説が必要な事柄の場合、2語目に「わかりやすく」とつけて「働き方改革 わかりやすく」というような検索キーワードをよくみるようになってきたという変化もある。
┌────────── そこで、まずは数十秒の動画で「難しいことをさらっと教えてニーズ」に応え、さらに知りたい人には詳しい文字情報も提供する「動画+テキストのハイブリッド型コンテンツ」が、理解の難しい金融領域にピッタリだと考えました(月岡) └──────────
米国株マーケティング担当の交田徹氏も、動画コンテンツの可能性に期待している。
┌────────── これまでの動画コンテンツが非常によく見られているので、米国株でも動画を設置するとどうなるか期待しています。ゆくゆくは、バイオ、自動運転など注目分野の動向や魅力も伝えていきたいですね(交田氏) └──────────