とつぜん犬に近づき、口元に手を… オヤツ?毒薬?何をあげたか聞いても無視「下手すると命に関わる」「オヤツあげたかったんだろうけど」
犬にも「命に関わるアレルギー」や事情がある
大きな反響に対して、向日葵ちゃんの飼い主さんは、なぜ「他人の愛犬に勝手に食べ物を与えること」が危険なのかについて、改めてXに投稿。 「たとえ善意で行った行為だとしても、犬は病気やアレルギーなど、様々な事情を抱えている場合があります。最悪死んでしまうこともあります。むやみに与えないでください。せめて一言、飼い主に確認してください。心からのお願いです」 そして、犬を好きな人にこそ知ってほしいという、飼い主の切実な思いもポスト。 「事情があっておやつを受け取れなくても、愛犬を可愛いがってくれようとした気持ちに感謝はできます。一言声をかけてくださるだけで、誰も嫌な思いをせずにすむのです。どうか皆様、ご理解ください」 大きな事故につながる可能性もあった今回の件を通して、改めて多くの人に知ってほしい飼い主の思いについて、動物に関する多くの資格を持つ向日葵ちゃんの飼い主、きまぐれひまわりさんに話を聞いた。
「ノーリード散歩」「小さな子どもだけで犬に近づき触る」「無断で犬同士を近づける」
ーー向日葵ちゃんは食物アレルギーがあるのですか? 「はい。過去に大きな病気もしているため、基本的におやつはお断りしています…」 ーーでしたらなおさら、何を与えたか答えてくれないのは怖かったですよね…。無断で食べ物を与えること以外にも、犬の飼い主としてやめてほしいことはありますか? 「ノーリードでの散歩は絶対にやめてほしいです。向日葵もノーリードの小型犬2匹に襲われたことがあるのですが、犬同士の喧嘩や咬傷事故、交通事故の誘発など、多くのリスクがあります。そもそも、私たちのように犬が大好きな方もいれば、当然ですが、犬が苦手な方もいます。リードは愛犬の安全だけでなく、周りの人を守るためでもあります。ノーリードで遊ばせたい場合は、ドッグランなどの専用スペースを利用することが犬飼いとしてのマナーですから…」 ーー他にも散歩中に困ったことは…? 「小さなお子さんだけで犬に触ろうと近寄ってくることです…。幼い子は加減を知らないことも多く、予期せぬ動きをすることもあり、犬が驚いて攻撃態勢になる可能性もあります。幸い、向日葵は穏やかで人が大好きですが、万が一のことを想定して、保護者がいない時は、『ごめんね、触らないでね』と断っています。でも、どうしても触りたい気持ちが勝ってしまうお子さんも多く、無理に触ろうとしたり、後をずっと追いかけて来る子もいます。よその犬に近づく際は保護者の方が必ず付き添い、今回のおやつの件と同じく、必ず飼い主に許可を取ってほしいです。 飼い主から許可が出た際も、わんちゃんがびっくりするから大きな声を出したらダメだよとか、優しく触ろうねなど、保護者の方が安全な触り方を教えてあげてください。また飼い主さんたちも、犬が『これ以上は嫌だよ』という、触るのをやめて欲しい時に出すサインを見逃さないようにして、サインを受け取ったらすぐに触るのをやめてもらい、その場を離れることが大切です」