『ドジャースが野球を台なしにした』の指摘…球団首脳は悪びれず直球回答「再投資を続ける」
ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長(48)が6日(日本時間7日)、米ラジオ局「CBSスポーツラジオ」の「ジム・ローマ・ショー」に出演。司会のローマ氏から「ドジャースがこれほど多くのトップ選手と契約することで〝公正な競争〟の概念を台なしにしているという考えについて」尋ねられた。 フリードマン氏は「私たちはファンに対する責任について考えます。私たちは、彼らのために提供しなければならないという大きなプレッシャーを感じています。ドジャースとファンの好循環、そしてそれらが絡み合っているか、それが私たちにとって本当に最重要課題です。そして再投資を続け、ドジャースの黄金時代にする」と迷いなく答えた。 ドジャースは昨オフ、大谷翔平とスポーツ史上最高額となる10年7億ドル(約1015億円)のメガ契約を筆頭に、山本由伸、テオスカー・ヘルナンデスら超大物の獲得に成功。補強費総額は12億ドル(約1750億円)を超えたとされる。 その甲斐もあり、チームは4年ぶりに世界一となったが、今オフもサイ・ヤング賞左腕、ブレイク・スネルを5年1億8200万ドル(約272億円)で獲得し、ポストシーズンで大活躍したトミー・エドマンとも5年7400万ドル(約111億円)で契約延長。「15年7億5000万ドル(約1126億円)」の声も上がっているファン・ソトの争奪戦にも参戦中だ。 金に糸目をつけない大型補強には、ファンや識者から「やりすぎだ」と批判が噴出しているが、チームは〝札束攻勢〟を「ファンへの責任」として今後も続けていくという。 放送終了後、ローマ氏のX(旧ツイッター)にはさまざまな意見が寄せられた。「私は野球を見るのをやめた。その理由はあなた(ドジャース)が小さな市場チームを台なしにしたからです」「他のオーナーもドジャースと同じくらい勝ちを意識しているならば、彼らと同じくらいの競争ができる」「素晴らしい答えだ。他の多くのチームはファンに対する責任を気にしていないように思える」と賛否の声から「これはリーグの問題であり、ドジャースの問題ではない」という指摘もあった。
東スポWEB