実は知らないことが多い!?執事服にまつわる意外な事実
意外と知られていない、グローバルに活躍する現代の執事
日頃どのような方が執事のサービスを受けているのかも気になるところだ。 きっと富裕層や政治家なのでは…思ってしまうが、現代ではさまざまなニーズに合わせて依頼があるという。 「パーティーに付き添ってほしいという方もいらっしゃいますし、ニーズも多様化しています。 最近は、海外のインフルエンサーの方も利用されますので、TikTokやYouTubeに出てほしい依頼なども。また海外のイベントであれば、ある程度の身長や、見た目やスタイルを重視されることも多いので、そういった場所に出向くときは、スタイリッシュな執事を紹介するようにしております」 海外のVIPとなると、なかなか想像するのが難しいが、石油王や王族からの依頼もあるという。
ベルさんの話によると、現在はある国の王族の宮殿に仕えている執事もいるというので驚きを隠せない。まるで現代の話とは思えないところがあるが、海外派遣となると、執事側の事情もあるだろう。話はすぐに進んだのだろうか? 「日本から海外に出向かうというのは、ある程度の覚悟が必要なのもありますが、その中でもより優れた執事が派遣されました。また、海外の方のご利用はインバウンドで旅行に来る方、富裕層の方、VIPの方が国内の案内をしてほしいという要望もありますし、本当にさまざまですね」 想像の範疇を超える顧客層に驚きを隠せなかったが、意外にも一般人からの依頼もあるという。 誕生日の記念やお買い物の付き添い、はたまたお部屋のお掃除まで…長期契約ではなくとも、執事への憧れから依頼は絶えないそうだ。 ベルさんは、これからは富裕層だけではなく、いろいろな方に執事のホスピタリティを知ってもらいたいという思いがあるという。しかし、一般の方が執事のサービスを利用するには、なかなか勇気がいる。
「いろいろな考えはありますが、一番は多くの方に当たり前のように使っていただけるような存在になりたいというところがあります。執事を使うとなると、どうしても富裕層のイメージが強いと思うのですが、一般の方でも気軽にご利用いただけるように我々の体制を整えることで、多くの方に知っていただきたいというところがあります。 今回の取材のように、我々の服装といったところから興味を持っていただき、執事のこだわりや業務内容などを、もっと一般の皆様にも知っていただければ、より身近な存在になれるのではないかと思います」