肉質をやわらかく! “家計の味方”鶏むね肉をおいしく冷凍する方法 一石三鳥の「プラス調味料」でお悩み解消
上手に冷凍ができたら、もっと「楽に」「無駄なく」食材を使えるのにーー。多くの人が感じている冷凍保存の疑問や悩み。食材の値段が上昇している今だからこそコツやヒントを知って、おいしく冷凍保存できるようになりたいですよね。 そこで「2024年度 第11回料理レシピ本大賞 in Japan」料理部門で入賞を果たした書籍『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!』(ニチレイフーズ監修)から一部を抜粋・再編集し、鶏むね肉の冷凍方法を深掘りします。 【写真】「鶏むね肉」や「手羽元」を冷凍するコツを写真で
【前の記事】秋の食材「上手に」冷凍保存するちょっとしたコツ (編集部注)保存期間は目安です。まな板や包丁など調理器具の衛生状態や、食材の状態、冷凍庫・冷蔵庫の開け閉めの頻度等、ご家庭の保存状態や季節などにより変わる場合がありますのでご注意ください。 ■一石三鳥の「プラス調味料」冷凍 傷みやすい鶏むね肉は、購入後すぐに冷凍するのがベスト。おすすめは鶏むね肉に砂糖・塩・こしょう・酒を合わせて冷凍する方法です。保存性を高めながら肉質をやわらかくし、下味も兼ねられて「一石三鳥」。
特に保湿性を高める「砂糖」は忘れないでください。解凍後はさまざまな料理に使えるので、用途が決まっていない場合もぜひこの方法で冷凍してみてください。保存の目安は約1カ月。 「プラス調味料」冷凍の方法 1:水気を取り臭みを抑える まず鶏むね肉の表面の水分をペーパータオルでしっかりと拭き取ることが臭みを抑える大事な工程です。その後、鶏むね肉1枚に対して砂糖小さじ1/2 、塩小さじ1/4、こしょう少々を表面にふります。
【写真】鶏むね肉をおいしく冷凍するコツやヒント(7枚) 2:調味料をなじませる 冷凍用保存袋に入れ、鶏むね肉1枚に対して酒小さじ2を加え、袋の外側から手で軽く揉んで全体をなじませます。 もしあれば、少量のまいたけのみじん切りを保存袋に入れると、たんぱく質分解酵素の働きでさらにやわらかくなります。その後、袋の口を閉じ、金属製のバットにのせて急速冷凍。 3:解凍 グリルやソテーなどで食べる場合は冷蔵庫で約7~8時間解凍するか、電子レンジの解凍モード、または保存袋の上から流水を当てて解凍し(保存袋を大きめのビニール袋に入れた状態で行うとベター)、必ず加熱調理します。