【MLB】ロイヤルズが第2戦を制す 4回表に一挙4得点で逆転 地区シリーズは全4カードが1勝1敗に
地区シリーズ第2戦【ロイヤルズ4-2ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム
日本時間10月8日、ロイヤルズ対ヤンキースの地区シリーズは第2戦を迎え、ロイヤルズが先制された直後の4回表にビッグイニングを作り、4対2で逆転勝利を収めた。ロイヤルズ2番手のアンヘル・セルパが勝利投手となり、5番手のルーカス・アーセグはセーブを記録。ヤンキース先発のカルロス・ロドンは4回途中7安打4失点で降板し、敗戦投手となった。なお、今年の地区シリーズは2連勝スタートとなったチームが1つもなく、全4カードが第2戦を終えて1勝1敗となっている。 【動画】ロイヤルズのサルバドール・ペレスが同点のソロ本塁打を放つ コール・レイガンズとロドンの両左腕の投げ合いで始まった一戦は、ロドンが初回に三者三振を奪う最高の立ち上がり。ヤンキースは1回裏無死1・2塁の先制機を生かせなかったが、3回裏二死1・2塁の場面でジャンカルロ・スタントンがショート強襲のヒットを放ち、二塁走者のグレイバー・トーレスが生還して1点を先制した。 しかし、直後の4回表にロイヤルズ打線がロドンに襲い掛かった。先頭のサルバドール・ペレスがレフトへのソロ本塁打を放ち、1対1の同点に追いつくと、ユリ・グリエルのヒットとロドンの暴投で勝ち越しのチャンスに。一死後、トミー・ファムがタイムリーを放ち、2対1とリードを奪った。このあと、ファムが盗塁を決め、二死後にギャレット・ハンプソンがタイムリーを放って3点目。ヤンキースはロドンに代えて2番手のイアン・ハミルトンを投入したが、マイケル・ガルシアもタイムリーを放ち、一挙4得点のビッグイニングとなった。 反撃したいヤンキースだったが、4回裏の攻撃はレイガンズの前に無得点。ロイヤルズは5回から継投に入り、2番手のセルパと3番手のジョン・シュライバーが各1イニング、4番手のクリス・ブービッチが2イニングを無失点に抑えて3点のリードを保った。 ロイヤルズは3点リードのまま迎えた9回裏、クローザーのアーセグを投入し、ジャズ・チザムJr.のソロ本塁打で1点を返されたが、4対2で逃げ切り。激しいシーソーゲームとなった初戦を落としたものの、第2戦では逆転勝利を収め、シリーズの対戦成績を1勝1敗として本拠地カウフマン・スタジアムに戻ることになった。移動日を1日挟み、第3戦は日本時間10月10日に行われる。