フロアタイルと床タイル、実は似て非なるものだった!正しい選び方を徹底解説
「自宅の床にはどんなタイルがいいの?」「種類が多すぎてタイル選びに迷っている」「耐久性と美しさを兼ね備えたタイルを探している」と、お悩みの方は多いのではないでしょうか。床タイルを選ぶ際は、「耐久性」「デザイン」「コストパフォーマンス」の3つの項目を重視し、ライフスタイルに合った最適な選択をすることが大切です。 そこで、フロアタイル/床タイルの種類と特徴、選び方を具体的に紹介します。美しく機能的な床をつくり出すために、ぜひ参考にしてください。 【写真集】後悔しないフロアタイル/床タイルの選び方。メリット・デメリットも!
フロアタイルとは?主に塩ビ素材のタイルのこと
「フロアタイル」と「床タイル」、実は微妙に違うことをご存じですか?床材として使う場合「フロアタイル」と「床タイル」を素材によって使い分けていることも多く、紛らわしいことも…。早速、2つの違いについて解説していきましょう。 フロアタイルは主にPVC(ポリ塩化ビニル)を素材としており、多くは「塩ビタイル」とも呼ばれています。フロアタイルの大多数は、フローリング(木質)や大理石などに似せてつくった模造品であることです。しかし、模造品=偽物=粗悪品、安っぽい、かっこ悪いという単純な評価をすべきではありません。本物と見分けがつかないくらい品質が向上していたり、施工性の高さ(置くだけの賃貸物件でも自分で設置できるものもある)や価格面におけるメリットもたくさんあります。
床タイルとは?セラミック(磁器質)のタイルのこと
「床タイル」はセラミックタイル(磁器質)のことを示すことが多いです。つまり、花瓶やお皿と同じ人工的な焼き物。もちろん床材なので強度を高めています。これ以外に大理石、その他の天然石を使ったもの(天然の石材をタイルの形状加工しているものなので厳密にはタイルではない)などを指す場合も。また、セラミックタイルのなかには天然石を模したものもあります。 以下、フロアタイルと床タイルのバリエーションについてさらに深堀していますので参考にしてください。
「塩ビタイル」木材や天然石を模したアイテムが圧倒的
先にお伝えしたように、PVC(ポリ塩化ビニル)を素材に使ったもの。フロアタイルというワードで検索するとこの素材の商品がヒットすることが多いです。サンゲツなど大手建材メーカーでもフロアタイル=塩ビタイルとして分類しています。フローリング(木材)と天然石を模したものが圧倒的に多く、天然素材ならではの表面のテクスチャーを再現した商品も数多く開発され、一見「本物では?」と勘違いしてしまうものも。