富士山のふもと、神秘の森「樹海」と洞窟探検【インフルエンサー SOLA】|Mart
初めての樹海散策なら、地元の公認ガイドさんが案内してくれる「ネイチャーガイドツアー」がおすすめ
樹海の森、ただ歩くだけでも雰囲気を楽しんだり、発見や感動はありますが、こうした森の成り立ちや動植物の話を聞き、理解を深めながら歩くと、楽しさが何倍にもなります。 子どもたちの好奇心や「なぜ?」にも完全対応してくれるガイドツアーをお願いするべく、起点となる「西湖ネイチャーセンター」へ。
樹海内の遊歩道はほぼ平坦なので、小さな子どもや年配の方でも安全に散策できます。 (*苔や木の根、小動物たちの生活を守るため、遊歩道以外には立ち入らないようにしましょう)
ガイドツアーには ・当日空きがあれば飛び込める「定時ガイドツアー」 と、 ・オンデマンドでお願いできる「予約ガイドツアー」 があります。 定時ツアーは一人500円とリーズナルブルながら、森を1時間かけてたっぷり散策できるコース。予約ツアーは、所用時間も歩くエリアも、ある程度リクエストができます。 詳しくは…… 西湖ネイチャーセンター(西湖コウモリ穴・クニマス展示館) 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068
知識豊富なガイドさんの解説は、「へえ~!」の連続。 小学生にも分かりやすい地図や模型を使って樹海への興味を高めたら、いざ、森へ入っていきます!
実験 「磁石が効かなくなる」は本当?
ある場所でふと、足を止めたガイドさん。取り出した方位磁石は、正しい方向を指しています。 これを、ゆっくりと地面に近づけていくと……、数センチの高さで、針がクルッと回ってしまいました。だけど、立った位置まで持ち上げると、元通り正しく機能します。
広大なフィールドの中でも、この溶岩が、ピンポイントで磁石を狂わせる場所らしい。
数センチまで近づけると、方位磁石がクルクルと動く。これが「樹海で磁石が狂う」のいわれ。溶岩の一部は、噴火時に磁気を帯びているからだそうです。ただ、方位磁石は多少影響を受けるものの、それはかなり接近させた場合だけ。 しかも、こうした磁気乱れスポットは、樹海の中にも現時点で数箇所しか発見されていないのだとか。(逆に、よく見つかったな~と思います) つまり、「ひとたび樹海に迷い込むと、磁石は狂い、帰れなくなってしまう」というのは、ちょっぴり盛られた都市伝説のようなものかもしれません。 実際に歩いた5月の樹海は、生命力が交錯した神秘的な景観の中に、多様な生き物が暮らす、とても美しい森でした。シジュウカラ、ヒヨドリなど200種類を超える野鳥たちが、きれいな声で歌っています。