「コンソメ」「ケチャップ」「焼肉のたれ」「うま味調味料」を時短の味方に!料理研究家・もあいかすみさんも使いまくる、お役立ち調味料
「手間は抜いても手は抜かない」おいしい“時短”料理で、Instagramのフォロワーが100万人超えという人気料理研究家・もあいかすみさん。レシピ開発で、もっとも大切にしているポイントは「味付け」なのだとか。 【写真8枚】旬のとうもろこしと便利な調味料で15分!「丸ごとコーンスープ」の作り方や、もあいさん愛用の調味料などを写真で見る “時短”で、なぜ味付けが大事なの? そして、もあいさんが愛用する“時短”できる調味料とは? “時短”調味料が1つあればできる、夏野菜を使ったレシピも教えていただきました。
「味付け」が大切な理由と「味付け」のコツ
切り方、炒め方など、料理にはいろいろなコツがあります。しかし「全てを100%がんばるよりも、味付けを100%がんばったほうが食べたときのインパクトが大きい」と語る、もあいかすみさん。確かに、おいしいと感じる要は味付けです。 「だからメリハリをつけて、味付けだけは手を抜かないで」とも。もあいさんによると、簡単なのに料理がぐっとおいしくなる「味付けのコツ」があるそうです。 ⚫︎煮物は「さしすせそ」の順番で時間差調理 調味料の基本といえば「さしすせそ」。砂糖、塩、酢、醤油(せうゆ)、味噌と、和食に欠かせない調味料の頭文字で、味付けをする順番を覚えるための語呂合わせです。 「私は、調味料を入れる順番を大事にしています。とくに煮込んで具材の中まで味をしみ込ませたい場合は、“さしすせそ”の順番で、時間差をつけて入れるのがコツ。調味料と調味料を入れる間隔は、5分あけるだけでもOKです。これだけで、ぐっとおいしくなりますよ」(以下「」内、もあいかすみさん) ちなみに、1本で味が決まる便利なめんつゆは、時間差調理には不向きなのだとか。 「砂糖も醤油もうま味も全部入っているので、私も活用しています。ただ、どうしても時間差がつけられないのがデメリット。もし煮物に使うなら、具材を小さめに切って、味をしみ込ませるというより絡ませるように使うとよいと思います」 ⚫︎焼き物や揚げ物は「下味」でおいしさUP! 野菜炒めにちょっと塩を振ったり、お肉に塩コショウをしてから焼いたり。「下味」をつけることで、後からかける調味料との一体感が増して、味がぐっとよくなるそうです。 下味をつけるのも手間と思いきや「下味は手間のわりに得られるリターンが大きいから、とったほうがいい手間」なのだとか。 「下味のつけ方は、工夫すればラクになります。切った食材に下味をつける場合、食材も下味用の調味料も全部ポリ袋に入れてシェイクするだけ。洗い物も増えず、手も汚れません。 炒めているフライパンに直接振りかけるなら、パッ(と塩を振る動作)。これだけでしょう。この動きが1回あるかないかは、時間にすればわずかじゃないですか(笑)。それでよりおいしくなるなら、やったほうがいい」