台風7号 16日~17日に北陸に最接近 お盆の交通機関に影響おそれ
高い海水温で台風が勢力を維持して本州付近に近づく
台風7号は、このあと発達しながら日本の南の海上を北上し、あまり勢力が衰えずに本州付近に上陸するおそれがあります。図は、8月11日時点の日本周辺の海面水温となりますが、台風が発達する条件の一つである「海面水温27℃以上」の領域が北日本にまで広がっています。このため、台風の勢力が維持された状態で陸地に近づいてくるおそれがあります。
お盆のUターンラッシュ 車で移動の方は横風に注意
今回の台風はお盆のUターンラッシュの時期と重なっているため、車で移動を予定されている方も多いと思います。北陸地方でも沿岸部を中心に風が強まるおそれがあることから、海岸沿いでは車の運転に注意が必要です。また、トンネルの出入り口や橋の上なども局地的に風が強まりやすくなります。 北陸地方を走る高速道路は、沿岸部を通る区間も多く、さらに新潟・富山県境付近の親不知周辺など、山が海岸に迫っており、上述のような注意箇所が連続する区間もあります。速度規制や通行止めなど、交通情報をよく確認し、通過する際はハンドルをしっかりと持ち、スピードを落として運転することが大切となります。
日本気象協会 北陸支店 和田 玲央奈