猛暑日は特に注意! ICタグ付き電子車検証をシート下入れっぱなしは破損のリスク大!?
電子車検証を保管や携帯する場合の注意点とは?
────────── 注意点1:ICタグを折り曲げると破損する ────────── 新しい電子車検証は、車両を走らせる際、自賠責保険証と共に携帯する必要があることは従来の車検証と同じです。 バイクの場合、車検証は、シート下などの収納スペースに入れておくライダーも多いのではないでしょうか。 でも、特にスポーツバイクなど、収納スペースが小さいモデルの場合は、いかに車検証がコンパクトになったとはいえ、折り曲げないと入らないことも多いといえます。 実際に、筆者のCBR650Rでも、リヤシート下の収納スペースに入れようとすると、新車検証のA6相当サイズでも折り曲げないと入らないですね。 そして、その際に、電子車検証のICタグが貼ってある部分を折り曲げてしまうと、破損してしまう恐れがあります。もし、ICタグが破損すると、詳細情報を読み込めなくなるため、再交付をしなければならなくなるので注意が必要です。 ────────── 注意点2:高温になる場所への保管は厳禁 ────────── また、ICタグに内蔵するICチップは高温に弱いことも注意点。例えば、4輪車の場合、国土交通省によれば、「ダッシュボードの中などに保管は可能」。でも、ダッシュボードの上など、夏場にかなり高温となる箇所へ「長時間放置することは避けて欲しい」といった注意点を明かにしています。 そう考えると、バイクの場合も、例えば、夏場にツーリングへ行き、出先で車両から長時間離れる時などに、シート下の収納スペースへ入れっぱなしにするのはやや不安だといえます。駐車する場所にもよりますが、もし炎天下の場所に置く場合は、出して携帯した方がいいかもしれませんね。 ────────── 注意点3:水に濡らすのも注意 ────────── 電子車検証が濡れた場合はどうでしょうか? 例えば、電子車検証をシート下の収納スペースに入れたまま、ツーリング先で大雨にあったり、入れたことを忘れて洗車するなどで、シート下収納スペース内に浸水してしまったケースです。 国土交通省のHPによれば、「電子車検証の素材は水道水などに5分程度浸漬させても問題ない耐久性を有していますが、長時間浸漬させると用紙が溶解される」といいます。特に、汚れたなどで洗濯機に入れるのは御法度。洗濯や脱水時にICタグが破損する危険性が高いといいます。 また、濡れた場合、乾かすために電子レンジで加熱するのも危険といいます。ICタグが破損したり、発熱し発火する危険があるため、絶対にやらないように注意しています。もし、電子車検証が水に濡れた場合は、室内の風通しの良い場所で自然乾燥させるのが一番のようです。