<春に舞う・センバツ選手紹介>/10 大阪桐蔭 南恒誠選手/履正社 今仲巧選手 /大阪
◆大阪桐蔭 ◇読書からスポーツ探求 南恒誠(こうせい)選手(2年) 昨秋の公式戦7試合に登板し、防御率は1・29。最速145キロの速球に加え、カーブ、チェンジアップ、スライダーを使いこなす右腕だ。近畿大会準決勝・龍谷大平安戦では1点差に迫られた八回無死一、二塁で登板。送りバントを阻止し、次打者を併殺に抑えた。冬は下半身を強化した。 新型コロナウイルスの自粛期間に積極的に読書をした。探究心は尽きず、学校の休み時間はスポーツに関する本を読んでいる。 ◆履正社 ◇「笑顔」モットーに成長 今仲巧選手(2年) スライダー、カーブ、カットボールの制球力が高い右投手。ピンチでも自分のペースでプレーできることが、長所だと考えている。速球の質を高めるため、1球のキャッチボールから伸びる球を投げようと心がける。 夢は「人生、笑顔で過ごすこと」。「周りに人が寄ってくる人は、常に笑顔だから」と語る。練習では常に自分が一番下手だと思い、試合には一番うまいと思って取り組む。家族に成長した姿をセンバツで見せたい。