サンリオのマイメロディとクロミ、50周年&20周年の節目にアニメ化 Netflixで7月配信決定
サンリオの人気キャラクターであるマイメロディとクロミを主人公にしたストップモーションアニメ作品『My Melody & Kuromi』が、7月からNetflixで世界独占配信される。 【画像】お母さんといっしょにクッキーを焼くのが好きなマイメロディさん 情報解禁にあわせて公開された特報映像には、羊毛フェルトでつくられたかのようなマイメロディとクロミが登場。たった10秒ながら、2人の豊かな表情や躍動感が伝わってくる。 監督は『PUI PUI モルカー』で注目を集めた気鋭クリエイター・見里朝希さん。脚本は2022年に文化庁メディア芸術祭で新人賞を受賞した劇作家・根本宗子さんが担当する。 制作はWIT STUDIO内に立ち上げられたストップモーションスタジオ・TORUKUが手がける。『My Melody & Kuromi』は、同スタジオにとって初のストップモーションアニメ作品だ。
50周年のマイメロディ、20周年のクロミ
マイメロディとクロミは、ハローキティと並び世界的キャラクターカンパニー・サンリオを代表するキャラクター。 マイメロディは、すなおで明るい、弟思いの女のコのキャラクター。お母さんといっしょにクッキーを焼くのが好き。1975年のデビュー以降、幅広い層に愛され続け、2025年で50周年を迎える。 一方のクロミは、“自称マイメロディのライバル”として、2005年デビューし、2025年で20周年を迎えた。乱暴者に見えるが、実は乙女チックなキャラクターで、2024年のサンリオキャラクター大賞では総合順位3位にランクインしている。 アニバーサリーを迎えた2025年に配信される『My Melody & Kuromi』では、マイメロディとクロミが住むマリーランドを舞台にしたアドベンチャーストーリーが展開されるという。
『My Melody & Kuromi』監督に見里朝希、脚本に根本宗子
『My Melody & Kuromi』の制作には、2人の注目クリエイターが参加。 監督の見里朝希さんといえば、優秀な若手クリエイターに与えられる国際賞「Young Guns 18」に選出されたほか、原案/脚本/監督を手がけた『PUI PUI モルカー』の大ヒットも記憶に新しい。 『My Melody & Kuromi』の制作にあたっては、「ストップモーションで挑戦したかった数々のことを、皆の力で『これでもか!』と容赦なくやり通すことができました」とコメントしている。 一方、脚本を担当したのは劇作家の根本宗子さん。2016年から4度にわたり、岸田國士戯曲賞の最終候補作に選出され、2022年には第25回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門 新人賞を受賞した。 2025年1月には、日本初上演となる韓国ミュージカル『ワイルド・グレイ』の日本語台本/演出を手がけるなど、演劇での新しい仕掛けを考えるクリエイターだ。 根本宗子さんはコメントで、脚本執筆がコロナ禍の2020年だったことを明かしつつ、「毎週決まった時間にリモートで自宅同士を繋ぎ、丁寧に言葉を交わし全員でこの作品の土台を作った時間は自分の心の支えでしたし、宝物のようなクリエーション期間でした」と制作を振り返っている。 2人はサンリオの人気キャラクターをどのように表現するのか。Netflixシリーズ『My Melody & Kuromi』は、2025年7月Netflixで世界独占配信スタート。