立体駐車場から車落下 下敷きの男性作業員1人死亡 神戸
27日午後3時半ごろ、神戸市中央区下山手通5の立体駐車場で「車が落下し、作業員が下敷きになった」と男性から119番があった。駐車場を点検していた50代の男性作業員が巻き込まれ、約2時間半後に死亡が確認された。兵庫県警が詳しい作業内容などを調べている。 【写真まとめ】車が転落した事故現場 県警生田署によると、当時は駐車場内で男性3人が点検作業に当たっていた。うち1人がリモコンを操作していたところ、地上から約8メートルの高さにあった乗用車1台が落下。50代の男性が下敷きになった。 近くにいた別の男性(29)は救急搬送されたが、意識はあるという。県警は死亡した男性の身元確認を急いでいる。 現場はJR元町駅の北西約200メートルで、兵庫県庁や兵庫県警などがある。近くの飲食店で働く男性(56)は休憩で外にいたところ、「ドーン」という地鳴りのような音を聞いたという。男性は「作業員が慌てた様子で『救急車を呼べ』と叫んでいた。何か事故が起きたんだと思った」と話した。【木山友里亜、古川幸奈】