【被爆80年】若い世代の発想で “新スタイルの平和発信” 被爆者のバトン受け継ぎ目指すこと《長崎》
◆被爆80年プロジェクト『Pass The BATON』
NIB長崎国際テレビ
被爆、そして戦後80年となる今年。 今も世界では戦争が起き、核兵器が使用される脅威が高まっています。
NIBでは被爆者の体験や願いを未来へとつなぐため、被爆80年プロジェクト『Pass The BATON』をスタート。 被爆地ナガサキの報道機関として、被爆者や若者の取材などを通してこの1年、様々な番組や企画をお伝えしていきます。
◆『Pass The BATON』 テーマソングは小國雅香さん
この取り組みにあわせ、被爆80年の “オリジナル曲” も制作。 NIB newsevery.のテーマ曲でおなじみのジャズピアニスト 小國雅香さんに作曲をお願いしました。 「音楽には、社会や世界をより良くする力がある」と話す小國さん。
これまでも平和への思いを込めた作品を出されていて、今回の曲のレコーディングは、去年6月に行いました。 〔※曲は動画でお聴きください〕 この曲の制作にあたり「改めて、核兵器廃絶や戦争のない世界の実現に向け平和への祈りをつなぐことの大切さを込め、特別な思いでこの曲を書き下ろした」ということです。
◆1回目の企画「平和教育の取り組み」
被爆80年プロジェクト「Pass The BATON」。 1回目は、平和教育の取り組みについてです。 継承に向け平和教育の模索が続くなか、バトンを託された若い世代が主体的に取り組む活動も。 “新たな形” で平和を発信します。
(児童) 「ロシアとウクライナが戦争しているからといって、日本が戦争に巻き込まれることはないと思う」 (児童) 「核を使う途中で撃つのを失敗したときに、もしかしたら日本に当たる可能性はないとは言えない」 平和について、意見を交換しあう対話型授業です。
この日のテーマは『長崎を最後の被爆地にできるか?』。 「できる」や「難しい」など、4つの選択肢の中から自分の考えを選びます。 (児童) 「私は(長崎を最後の被爆地に)たぶんできると思う。