六甲山「王道コース」縦走、心も体もリフレッシュ[千春&明夏の女流棋士ここだけの話]
みなさんこんにちは。囲碁棋士の塚田千春です。 山の日も近いある日、私が小さい頃からお世話になっている吉川一先生、谷口徹先生と登山に行ってきました。 【写真】碁会所で囲碁を打つ子ども時代の塚田二段
酷暑の中、時間をかけて山頂へ…絶景に疲れ吹き飛ぶ
行き先は六甲山。「近代登山発祥の地」と言われ、広大な山域にたくさんの登山コースを持つ初心者にも人気の山です。今回は、その中でも「王道コース」と言われる、阪急・芦屋川駅から六甲山最高峰を経て、名湯・有馬温泉へと縦走するコースへ行ってきました。 酷暑ということで、熱中症にならないよう注意しながらの登山。登りの標準コースタイム3時間のところ、倍の6時間かかりましたが、木陰や風が通る場所は涼しくて、何とも言えない心地よさがありました。ビューポイントからは神戸の街並みや海がよく見え、特に山頂からの景色はまさに絶景! 疲れも吹き飛びました。
山頂のビールは最高! 下山後はへとへとなのにスッキリ
登山は、しんどいし、虫もいるし、嫌だなと思う反面、登っている最中は何を食べても飲んでも美味(おい)しいし、山頂にたどり着いた時の達成感は半端ないものがあります。今回も山頂の茶屋で飲んだビールの味はやっぱり格別でした。もともとビールは得意ではないのですが、この時は大好きなジンジャーエールよりも美味しく感じました。 下山した後の感覚もすごく好きです。ほんと、へとへとなんですけど、今までの自分がリセットされたかのようなスッキリとした気分になり、何故(なぜ)かまた登ってみたいなと思います。自分と向き合ういい機会ですし、敵は自分という感覚が心地いいのかもしれません。 この日は名湯・有馬温泉の金の湯で疲れを癒やして大阪に帰りました。心も体もリフレッシュ出来たので、9月からも手合やお仕事頑張ります!
筆者プロフィル
塚田 千春( つかだ・ちはる ) 囲碁棋士、日本棋院関西総本部所属。2004年4月5日生まれの20歳。大阪府出身。村松大樹七段門下。3人姉妹の末っ子で趣味は阪神タイガースの試合観戦とカラオケ。カラオケは一人でも行く。20年入段(女流特別採用推薦)、24年5月に二段昇段。