愛知県・大村知事が臨時会見2月1日(全文1)緊急事態宣言の延長やむなし
医療の状況は大変逼迫
なお、国の緊急事態宣言をどうするかということにつきまして、さまざまに報道等をなされておりますが、今日はこのあと、私にも連絡入っておりますが、このあと国のほうといいますか、西村担当大臣から私のほうに電話があるそうでございます。このあと、5時前ぐらいですかね、というふうに聞いておりますが。ということで、この内容ではないかというふうに思いますけれども、またお聞きして私の考え方を申し上げたいというふうに思っております。 なお、私の考え方は午前中に申し上げたとおりでありまして、要はこの厳しい状況には変わりありませんが、ただ、1月の年始めの最初の第1週が400人台、第2週は300人台、第3週が200人台後半、第4週、先週が200人台の前半ということにきて、そして今日80人ということでありますので、そういう意味では、新規陽性者の数は落ち着いてきておりますし、260人というステージ4と3の基準からはぐっと下回って、今日の数字を入れますと、たぶんあすの数値といいますか、今日の数値はもう160人を切りますので、これもオレンジからイエローになるかなと思っております。 が、一方で、入院患者さんがこの500人の水準からずっと上回って700人台、730人台ということでありますので大変厳しい状況でございます。まだ重症者の方も60人台ということで大変厳しい状況でございます。従いまして、新規の陽性者数は落ち着いてきておりますが、入院状況、医療の状況は大変逼迫している厳しい状況にあると。引き続き厳しい状況にあるという厳しい認識を申し上げ、これが今週、あと4~5日で500人を割り込んでいくということはなかなか難しいのではないかということでありますので、緊急事態宣言の延長はやむなしということではないかということを申し上げるつもりであります。 ただ、その上で、国は1カ月延長ということでありますが、われわれ、新規陽性者のところはだいぶ数値が減ってきておりますので、これが続きますとやはり入院者も、いずれといいますか、だんだん減ってくるというふうに思います。ということでありますので、1カ月延長ということではありますが、できたらそれを待たずに解除に持っていきたい、そういうふうに考えております。 ということで引き続き県民・事業者の皆さまに感染防止対策の徹底をお願いし、特に医療現場で、本当に厳しい状況の中で懸命に医療に当たっておられる医師、看護師、医療従事者の皆さまのご尽力に思いをはせていただいて、ぜひとも感染防止対策の徹底をお願いしたいということを申し上げたいというふうに思っております。私からは以上であります。