「大成功を収める人」の3つの時間術
あなたのスケジュール、ぱっと見ではわからなくても、よく精査するとクリアに見えてくることがあります。 時間の使い方でその人の成功の度合を推し量ることができる、と『Show Your Worth:8 Intentional Strategies for Women to Emerge as Leaders at Work』の著者、Shelmina Babai Abji氏は断言しています。 普通の成功を収めている人と飛び抜けた成功を収めている人では、どんなところに注力しているかが異なります。 まず最重要事項に時間を割くことで、優先順位の高い事柄を決して取りこぼさないようにします。優先順位がもっとも高く、戦略的に重要な事柄に集中し、それ以外のことは切り捨てていく。これを意識して行なうことで、思い描く成功により早く近づくことができるのです。
1. スケジュールを精査する
現時点ですでに目がまわるほど忙しい状況で、どこから手をつければ、という方も多いのでは。それは、Abji氏が言うところの 「タスクのワナ」に陥ってしまっているからかもしれません。 やりたいことを100個リストアップすると、ある意味充実感があります。項目を1つ完了できれば、ちょっと気分が上がりますよね。でも、タスクリストベースではなく、戦略的に優先順位を考えるべきなのです。 Abji氏の説く方法はこうです。 まず自分の時間の使い方を徹底的に検証します。Eメールや同僚とのやりとりに費やした時間も含め、自分の行動をすべて記録してみましょう。 2週間の記録がとれたところで、「これらのタスクを行なった結果、自分が思い描く目標に一歩でも近づくことができたか」を自問します。「イエス」の項目は緑に、そうでなかったものは黄色に色分けしてください。 さらに、不平不満や自分ではどうしようもない状況についてあれこれ話したり、Eメールにはりついていたりとムダに過ごしてしまった時間を振り返ってみましょう。これらは赤に色分けしてください。 こうして自分が費やしている時間を改めて精査してみると、貴重な集中力をムダにしている部分が見える化される、とAbji氏は言います。 ビジネスにおいて、普通の成果を挙げるのは誰でもある程度できるでしょう。しかし本当に目指したいのは、期待以上の成果を挙げて成績上位者になり、いい意味での注目を集めることです。 成功に向かっていると実感できているときは、さらに「これを加速させるためにほかにできることはないか?」と自問してみましょう。 これを繰り返すことで成功への道を拓くのです。