空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング43位。スタジアムデカすぎ!? 平均1万人超えも、埋まらない
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
43位:大分トリニータ 本拠地:レゾナックドーム大分(31,997人収容可能) 平均入場者数:10,360人 平均収容率:32.4% 収容率ランキング43位には大分トリニータがランクインした。 昨季9位フィニッシュとなった大分は、片野坂知宏監督を招聘。3年ぶりに復活した片野坂体制でJ1昇格を目指したものの、チームは序盤から低迷した。勝ち点を取りこぼす試合が続き、チームは第14節から第22節にかけては9試合連続未勝利、第27節から第32節にかけては6試合連続未勝利と大不振に。一時は17位まで順位を落とし、J2残留争いに巻き込まれた。 それでも、大分は最終的に16位でシーズンを終えてJ3降格を免れている。 とはいえ、チームの得点力には問題があったと言わざるを得ない。シーズンを通して奪った総得点数「33」はJ3降格が決定した18位・栃木SCと並んでリーグワースト2位の数字だ。また、降格圏に沈むチームが後半戦でなかなか勝ち点を伸ばせず、足踏みしてしまったことも大分の残留には大きく働いた。 リーグ戦で苦しみ、厳しい1年となった大分の本拠地「レゾナックドーム大分」の平均収容率は32.4%となった。 平均入場者数はJ2で4番目に多い10,360人だったが、平均収容率はJ2ワースト5位の数字にとどまっている。ホームスタジアムのキャパシティが大きいことが影響したのかもしれない。