なにわ淀川花火大会の中止が決定 運営委「新型コロナで健康と安全の確保が困難」
なにわ淀川花火大会の中止が決定 運営委「健康と安全の確保が困難」
大阪の夏の風物詩として親しまれている「なにわ淀川花火大会」が21日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年は中止になると同大会運営委員会が発表した。 【写真特集】色鮮やかな大輪 2019年の「なにわ淀川花火大会」
1989年に市民ボランティアによる手づくりの花火大会としてスタート
同委員会によると、この大会は大阪市の中心地である梅田に近い会場で、毎年60万人もの見物客が訪れ、なにわの夏の風物詩として知られている。 大会は1989年に、市民ボランティアによる手づくりの花火大会としてスタートし、今年は8月22日に32回目を開催する予定となっていた。
悪天候以外で中止となったのは今年が初めて
最近では、2014年に台風による影響で中止となったことがあったが、悪天候以外で中止となったのは、今年が初めてのことだという。
「来年は例年以上の花火を見ていただけるように準備」
今回の中止の決定に、同委員会は「大会を開催すると、多くの観客が集まることとなり、来場されるみなさまや、地元のみなさまの健康と安全の確保が困難であると判断しました。運営委員会としましては、来年度の第33回大会に向け、本年度の分もあわせて、例年以上の花火を見ていただけるように準備してまいります」とコメントしている。