松井大輔氏 引退試合でらしさ全開の伝説クロス再現「自分らしいプレーで終えることができた」
23年限りで現役を引退した元日本代表MF松井大輔氏(43)の引退試合が15日、ニッパツで開催された。尊敬するカズこと同FW三浦知良ら豪華なメンバーが集結した中、得意のドリブルを披露するなどらしさ全開のプレーでスタンドを沸かせた松井氏は「自分らしいプレーで終えることができた」と笑顔で振り返った。 試合では、自身も出場し16強入りに貢献した10年W杯南アフリカ大会の名シーンを再現。初戦カメルーン戦の決勝点同様に、自身の右クロスから本田圭佑がファーサイドで合わせてネットを揺らした。 終了間際には吉田沙保里さんがエリア内で香川真司をタックルで倒しPK。キッカーは敗退が決まったパラグアイ戦のPK戦でバーに当てて最後のキッカーとなった同DF駒野友一氏。今回はきっちりネットを揺らし、小学生時代から親友の松井氏は「早めに払拭できればと思って。外しても良かったですけど、うまくなりましたね」と笑わせた。 今後は実業家と指導者で活動する予定。理事を務めるFリーグをさらに発展させたい考えも明かした。