【40代、50代・どうする?眼瞼下垂】眼瞼下垂の手術のメリット&デメリット、自分に合う方法の見つけ方、ずばり医師が答えます!
高田先生が執刀した眼瞼下垂手術の症例。50代女性のビフォー&アフター(術後8週間)。挙筋腱膜前転法を基本に、傷あとを目立たなくしてより自然な二重幅を形成するために考案したオリジナルの「TKD切開・ファシアリリース法」(健康保険適用手術)
手術法のネーミング、混乱しやすいので気をつけて
現在、眼瞼下垂の手術を検索すると、多種多様な手術法が出てくる。そのクリニック独自のネーミングがついていることもあり、最近はわかりにくくなっている。 「受けようとしている手術が、どの術法なのかはとても大事。当院では他院の修正手術も多数行っていますが、なかには失敗のリスクが大きい手術や、修正手術が困難と知らずに手術を受けられている人も多いんです。 例えば『タッキング法』は、まぶたを持ち上げる筋肉を糸で縫い縮める手法です。皮膚を切らずに糸で固定させる埋没式の手術を指すこともありますが、いちばん一般的な『挙筋前転法』もタッキングと呼ばれることがあるんです。 また、ミュラー筋だけを折りたたむように瞼板に固定する『ミュラー筋タッキング(ミュラータック法)』もあります。ミュラー筋が傷つくと自律神経に影響を与えたり、まぶたの痙攣を引き起こしたりするリスクがあるため、当院では基本的にミュラー筋タッキング法は行いません。 クリニックによって『タッキング法』の解釈が異なるため、治療を受ける前に手術内容をよく確認することが大切です。 同じ手術でも、執刀する医師のスキルなどにもかかわりますから難しいところですが、その医師の手がけた症例、口コミなどを参考にしましょう」
こちらも高田先生が執刀した眼瞼下垂手術の症例。50代女性のビフォー&アフター(術後12週間)。術式は前出と同じく高田先生オリジナルの「TKD切開・ファシアリリース法」(健康保険適用手術)
自分に合った眼瞼下垂の手術法は? 術式の種類を分類・比較
以下に、代表的な眼瞼下垂の治療、手術法をまとめてみた。(部位名はまぶたの構造図を参照) 何を重視するかは、人によって違う。特に、どれくらい仕事を休めばよいか心配な人、他人に気づかれたくない人は、ダウンタイム(ある程度回復するまでの時間)や術後の腫れも比較してみて。 また、比較表は高田先生の知識や経験から作成したもので、一般的に当てはまらない場合があることを理解しておこう。